渡部暁斗、開幕ルカ大会は第2戦10位が最高…距離に手応え、飛躍高めて3季ぶり表彰台へ

スポーツ報知
渡部暁斗

◆ノルディックスキー複合 ▽W杯個人第3戦(26日、フィンランド・ルカ)

 距離を先に行うマススタート方式で行われ、五輪3大会連続メダルの渡部暁斗(北野建設)は前半距離(10キロ)で37位につけ、後半飛躍(ヒルサイズ=HS142メートル)では124メートルを飛び、23位だった。日本勢は渡部善斗(北野建設)が13位に入ったのが最高。飛躍でヒルサイズをはるかに上回る153・5メートルの大ジャンプを見せたヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)が優勝した。

 渡部暁は、今季開幕戦となるルカ大会3連戦では、個人第2戦(25日)で10位に入った。飛躍16位から、距離(10キロ)で挽回して10位に食い込む試合運び。「走りの方は勝負できるという手応えを改めて感じられた」。昨季はW杯トップ10入りが一度しかなく、苦しんだシーズンになったが、今季は上位争いに食い込む兆しを早々に示した。

 課題は飛躍。今季に向けて技術改良を重点的に取り組んでおり「目指すのは(北京五輪金の)小林陵侑のようなジャンプ。付け焼き刃で変えても先はないから、体の動きを徹底的に改造した」と、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を視野に腰を据えて努力を重ねている。

 ノルディック複合のW杯通算勝利数は、五輪団体2連覇の“キング・オブ・スキー”こと荻原健司氏(現・長野市長)と並び日本歴代最多の19まで積み重ねた。個人戦では21年3月以来、3季ぶりの表彰台へ、求道者の挑戦は続いていく。

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