プロ注目151キロ左腕が異例の決断 名門企業チームを2年で退社し、BC神奈川に入団した理由

スポーツ報知
BC神奈川の新入団発表会見で抱負を語る安里海投手(カメラ・加藤弘士)

 ルートインBCリーグの神奈川フューチャードリームスが26日、神奈川・藤沢市内で新入団選手発表会見を行い、14名が新天地での抱負を語った。東海大相模、東海大を経て日立製作所でもプロ注目の存在だった最速151キロ左腕・安里海投手(24)は、来秋ドラフトでのNPB入りへ強い決意を口にした。

 「独立リーグに挑戦することに迷いはなかったです。プロに行かず、社会人でずっとやるという選択肢もあった中で、勝負を懸けるならここだと思いました」

 発表会見を終え、安里は表情を引き締めて言った。スリークオーター気味のフォームから強いストレートと鋭いフォークを操るサウスポー。東海大相模で名を馳せ、東海大では21年秋に最優秀投手賞を受賞するなど順調にステップアップ。日立製作所へと入社し、野球人としてのエリート街道を突き進んでいた。

 だが社会人2年目を迎えた今年10月31日付で、同社を退社。待遇面でも恵まれて安定した名門企業チームから、BCリーグへの移籍は極めて異例だ。

 決断の裏側には、NPB入りへの強いこだわりがあった。

 「BCリーグを選んだのは、試合数が多いというのが一番。1年を通じてリーグ戦でできるというのは、自分の中で大きいです。そしてNPBのチームと直接対決できる。その2つが決め手でした」

 試合数が多いということは、それだけ自身のピッチングがNPB関係者の目に留まりやすいことを意味する。10月26日のドラフト会議では独立リーグから史上最多となる23名が指名を受け、存在感が際立った。

 「自分が決めて選んだんで、後悔は少しもないです。逆に早く試合をして、みんなで勝ちたいという楽しみの方が大きいです」と安里。来秋のNPB入りの自信については「150%です」と言い切った。「そのぐらいの気持ちでやらないと、独立リーグは厳しい戦いになる。全力でいきます」。7年間、青春時代を過ごした神奈川の地で再び白球に魂を込め、新たな未来を切り開く。(加藤 弘士)

 ◆安里 海(あさと・うみ)1999年7月21日、沖縄・沖縄市生まれ。東海大相模を経て、東海大では4年秋のリーグ戦で最優秀投手賞を受賞。日立製作所では昨春の東京スポニチ大会で優秀投手。昨年の関東選手権大会で敢闘賞。179センチ、84キロ。左投左打。

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