宇野昌磨、採点への疑問は「自分のただ一個人的な感想」 一夜明けた心境を冷静に明かす…

スポーツ報知
エキシビションで演技を披露する宇野昌磨(カメラ・小林 泰斗)

 フィギュアスケートのGPシリーズ第6戦・NHK杯のエキシビションが26日、大阪・東和薬品RACTABドームで行われた。 男子で2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)は「Come together」を演じ、トリプルアクセル、3回転サルコーを降りるなどした。演技後には取材に応じ、25日のフリー後に厳しい採点への疑問を投げかけたことについて「そんな、たいそうなことは考えていません。すごいきれい事みたいなことは僕は言わないので、自分のただ一個人的な感想なので、周りに迷惑懸けないように今後も頑張りたいと思います」と一夜明けた心境を明かした。

 宇野はSP2位からの逆転を狙ったフリーで、4本跳んだ4回転全てに「q」(4分の1回転不足)がついた。ジャンプの完成度でGOE(出来栄え点)を稼ぎ、得点を伸ばす本来の強みが発揮できず、優勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)に1・84点の僅差で及ばなかった。

 試合後には「僕の中ではいい演技だった」としつつ、「試合に出る意味をちょっと揺るがされるような試合になった。点数が、ルールが、と言うつもりはないけど、この基準なら、今日のジャンプ以上に練習でもできる気がしない。これ以上先はないと思わされる試合だった」と、冗談半分ながらも自らの進退について口にするほどだった。

 今大会の採点を巡っては、ファンの間でも宇野のケースに限らず、ジャンプの回転不足やスピン&ステップのレベル判定が厳しいとの声が上がっていた。宇野は自身の演技についても改めて振り返り「やってきたことを体現出来た良い試合だったと思いますし、僕の過去を見てもこのような良い演技っていうのは数数えられるくらいしかないって演技をできたと僕は思う」と述べた。

 宇野は、NHK杯2位でGPファイナル(12月、北京)の出場権を獲得。大会2連覇に挑む。ともにGPファイナルへ臨むNHK杯優勝の鍵山とは、互いに刺激し合い、高め合う存在。「今現役選手の中で一番彼がやっぱり特別な選手の位置づけなので。皆さん頑張って欲しいですけど、やっぱり自分のモチベーションになり得るっていうのは、優真君の存在が僕はとても大きいので。数多くともに試合に出られるように今年全力尽くしたいと思いますし、また彼のライバルでちゃんといられるように僕も引き続き頑張りたい」と思いを新たにした。

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