箱根駅伝で5位狙う東洋大が川越ハーフマラソン出場 エース松山和希が復調気配 石田洸介はレース復帰

スポーツ報知
小江戸川越ハーフマラソンで予定より1分速いタイムでゴールした東洋大の松山和希

◆小江戸川越ハーフマラソン(26日、埼玉・川越水上公園発着~川越市内巡回コース=21・0975キロ=報知新聞社後援)

 第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)で5位を目標に掲げる東洋大が練習拠点がある地元の川越市のレースに練習の一環として出場した。吉田周(3年)が1時間2分40秒(記録はいずれもチーム手元計測)でトップ。エース松山和希(4年)は1時間3分32秒で全体4位でゴールした。

 松山は1、2年時に箱根駅伝で「花の2区」(23・1キロ)を走り、それぞれ区間4位、区間5位と好走した。しかし、3年時の昨季は故障のため3大駅伝すべて欠場。今季開幕戦の出雲駅伝(10月9日)で復帰を果たしたものの4区8位にとどまり、第2戦の全日本大学駅伝(11月5日)は再び欠場し、練習に専念していた。この日、予定タイムより約1分速くゴールした松山は「1か月前くらいから、やっと動きが良くなってきました。一番いい時に比べれば、出雲は30%くらいで、きょうは50%くらいですね。箱根駅伝まで、あと1か月と少し。そこで100%に持っていきたい」と前向きに話した。

 エースとして2年ぶり3回目の2区出陣に意欲を燃やす。1年時には1時間7分15秒、2年時には1時間7分2秒で走破。「2区は譲れない、という気持ちがあります。前回は出られなくて悔しかった。前回、吉居大和君(中大)が1時間6分22秒で区間賞を取ったので、僕も、今回はそのタイムを目標に区間賞を目指したい。それが何よりチームのためになるので」と松山は鉄紺のエースとしてのプライドをにじませた。

 前回の第99回箱根駅伝で2区を走った石田洸介(3年)は4月の金栗記念選抜中長距離大会1万メートルで30分3秒38を要して最下位と苦戦して以来、7か月ぶりのレース復帰。故障と体調不良のため、戦線離脱しており、9月下旬にようやく練習を再開。この日は、腹痛のため、途中でトイレに行くアクシデントがあり、チームのペース走集団から大きく遅れてゴールした。「まだ、チームの練習を消化できていません。体調は40%ほどです。5段、10段と一気に上がることはできないので、1段ずつ調子を引き上げていきたい。その中で、箱根駅伝に挑戦していきたいです」と石田は表情を引き締めて話した。

 この日は、練習の一環として調整なしで出場したが、ほとんどの選手が予定より速いタイムでゴールした。先週、箱根で行われた激坂最速王決定戦から2週連続でレースに出場した主将の佐藤真優(4年)は「きょうは気象コンディションに恵まれたので、過大評価しないようにしたい。それでも、走り込んでいる中で、みんなが予定以上に走れたことはプラスにとらえたいです」と冷静に話した。

 東洋大は、箱根路を初制覇した09年から19年まで4回の優勝を含め11年連続で3位以内と抜群の成績を残してきたが、昨季は出雲駅伝9位、全日本大学駅伝8位、箱根駅伝10位に終わった。今季も出雲駅伝は8位。続く全日本大学駅伝では14位と大苦戦した。第100回の箱根路は東洋大にとって正念場となる。継続中としては最長の19年連続シード権がかかるが、目標はそこではない。「5位以内を目指します」と酒井俊幸監督(47)は巻き返しを誓う。

 21・0975キロを走り終えた東洋大の全選手は着替えて給水を取った後、約5キロ離れた選手寮まで走って帰って行った。

スポーツ

×