J1札幌が逆転勝ち ルーキー大森真吾がプロ初得点、39歳GK菅野孝憲は史上6人目のJ通算600試合出場

スポーツ報知
2―1の後半49分、プロ1号のスーパーゴールで手荒い祝福を受ける札幌・大森(右から3人目)

◆明治安田生命J1リーグ ▽第33節 札幌3―1FC東京(25日・味の素スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌はFC東京を3―1で下し、勝ち点40の11位に浮上した。前半41分に先制を許すも後半6分にMF浅野雄也(26)、12分にFW小柏剛(25)、49分にはルーキーFW大森真吾(22)がプロ初得点の超ロングシュートでダメを押し、逆転勝ち。味スタで2017年10月(2〇1)以来6年ぶりの白星をあげ、GK菅野孝憲(39)の史上6人目、J通算600試合出場に花を添えた。

 会心の逆転劇を、最後にかっさらったのは金髪姿のルーキーだった。2―1の後半49分。3分前に投入された大森はハーフウェー付近でDFのクリアミスに反応し、飛び出たGKを確認するとダイレクトで右足を振り抜いた。味スタのどよめきを楽しむように宙を舞ったボールは3秒後にゴールへ吸い込まれた。勝利を決める3点目は衝撃のプロ初得点。「やっと一員になれたかな。うれしい」。仲間に手荒い祝福を受けながら待望の瞬間をかみしめた。

 結果への貪欲さが、瞬時のひらめきを生み出した。順大から今季加入のFWは右脛骨疲労骨折で3月末に手術。ようやく7月に全体練習復帰も、試合勘やFWとしての自信は簡単には戻らなかった。「厳しいプロの世界、自信を持てないとダメ。とにかく結果が欲しい」。9月のルヴァン杯・横浜FM戦でのPK失敗も乗り越え、リーグ4戦目、ル杯合わせ5戦目でつかんだ一発に「得点後はパスを受けるのも楽しかった」。連日の居残り練習に、「髪だけ目立ったら格好悪い」と自らハッパをかけ、金髪にもした。重ねてきた努力の成果を、ついに形にした。

 たゆまぬ準備はベテランだって同じ。攻撃陣に負けじとGK菅野も7月新潟戦以来4か月半ぶりのリーグ出場で体を張り続けた。03年横浜FCでのデビューから21年目。J600試合目(J1・341、J2・259試合)を勝利で飾り、「節目はいつも周囲への感謝。試合に出られない苦しい時期があったのは僕も真吾も同じ。個人的にうれしかった」。チームとしての強さを示し、札幌は最終節に向かう。(川上 大志)

 ☆MF浅野雄也(後半6分に左足で同点弾、チームトップの今季12得点目)「今日は(大森)真吾でしょう! (中村)桐耶からいいボールが来たので、走って流し込むだけだった」

 ☆DF中村桐耶(後半開始から出場して浅野、小柏へ2アシスト)「最近は先発がない悔しさもあった。攻撃的な特徴で貢献できて良かった」

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