神戸を初優勝に導いた吉田孝行監督の素顔「悩みながらも前向きな男」…高校の同級生が明かす

スポーツ報知
吉田孝行監督の高校サッカー部での同級生だった岩永大介さん

◆明治安田生命J1リーグ▽第33節 神戸2―1名古屋(25日・ノエスタ)

 チームを悲願のリーグ制覇へと導いた吉田孝行監督。兵庫・滝川二高サッカー部の同級生で、現在はデザイナーとしてバッグブランド「コーネリアンタウラス バイ ダイスケイワナガ」を手がける岩永大介さんが、30年来の友人である指揮官の素顔を語った。

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 吉田と出会ったのは高校から。口数は少ないけど、周りを気持ち良くさせるプレーができる選手だな、という印象があります。僕は中盤の選手でしたけど、例えばクサビを当てるとか裏に抜けるとかFWとして分かりやすい動きをしてくれる。淡々と、気の利くプレーができる選手でした。チーム状況を見極め、実践する能力の高さは監督でも生かされていると思います。

 僕は30歳の時に神戸で今の会社を立ち上げて、その翌年に(当時現役の)吉田が神戸に移籍してきてからは2人で会うことが増えました。彼が指導者になってからもサッカーについて色んな話をしてますけど、イニエスタをはじめあれだけの選手がいるチームを指揮する日本人監督は他にいない。正直、大変だったと思います。全部は言わないですけど、苦しんでいたのは何となく伝わりました。

 ただ、悩みながらも前向きでした。「〇〇だからこうしようと働きかけてる」とか、前向きな方向付けが会話の節々から感じ取れた。逃げずに、もがいたりしながら答えを絞りだしているんだなと。イニエスタの出場機会が減り夏に退団しましたけど、吉田はリスペクトしていましたし、どこかで彼の力が必要になると分かってはいたと思う。そうしたなかで結果を残す、その判断はすごいと思います。

 何度も監督を引き受けたのも、立ち向かう精神がないとできない。神戸では苦しいことも多かったと思いますけど、良いこと、悪いこと全て受け入れての3度目なので。男気もあるし、律義というか真摯(しんし)に応えようとする人間なのかな。僕らとの付き合い方もそう。そんな吉田だからこそ今回、優勝できて本当に良かったと思います。またお疲れさん会して、そこで色々話をしたいですね。

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