パリ五輪へU22日本が韓国、UAE、中国と“死の組”に…アジア最終予選組み合わせで各ポット最上位集結

スポーツ報知
大岩剛監督

 大岩ジャパンが“死の組”に入った。サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23(23歳以下)アジア杯(来年4~5月)の組み合わせ抽選会が23日、開催地カタールのドーハで行われ、8大会連続出場を狙う現在22歳以下の日本代表は韓国、UAE、中国と同じB組。FIFA(国際サッカー連盟)ランクでアジア内1位の日本に対し、3位の韓国、8位のUAE、11位の中国ときっ抗する。五輪出場を手にしていない段階で韓国と対戦するのは、1992年のバルセロナ五輪最終予選(●0―1)以来となる。

 3・5枠しかないパリ五輪への道は、険しいものとなった。ライバルの韓国、成長株のUAE、フィジカル勝負の中国と難敵と相まみえる。22年に行われた前回大会の成績をもとに、16か国が4つの抽選ポットに振り分けられたが、ポット1の日本のB組は、ポット2~4のそれぞれ最上位が集結。U―22代表の大岩剛監督(51)は「まずはそのグループステージの対戦相手が決まり、どの国を見ても簡単な試合は一つもないと感じています」と警戒した。

 パリ世代の韓国は親善試合でティエリ・アンリ監督(46)率いる同フランス代表を3―0で撃破するなど、力がある。FW久保建英(22)=Rソシエダード=と同じ2001年生まれの韓国A代表FW李康仁(22)=パリSG=もこの世代だ。日本が出場権を確保していない段階で韓国と予選で対戦したのは、1992年のバルセロナ五輪予選(0●1)が最後。96年3月、アトランタ五輪予選決勝(1●2)、16年1月、リオ五輪予選を兼ねたU―23選手権決勝(3〇2)の対戦は、ともに五輪出場を決めた後だった。

 中国はフィジカルを前面に押し出してくる可能性が高い。短期開催の序盤で消耗を避けたいが、そうもいかなくなった。中東で成長を遂げるUAEは環境面で利点がある。上位2チームが決勝トーナメントに進めるが、気が抜けない。

 大岩ジャパンは18日に同アルゼンチン代表を5―2で粉砕した。「積み上げてきたものを継続し大会を一戦一戦勝ち進んで、パリ五輪の出場権を獲得できるよう、我々は今後の限られた時間や活動の中で引き続きしっかりと準備をしていきます」と同監督。いばらの道を駆け抜け、8大会連続の五輪切符を手にする。

 【組み分け】

 ▽A組 カタール、オーストラリア、ヨルダン、インドネシア

 ▽B組 日本、韓国、UAE、中国

 ▽C組 サウジアラビア、イラク、タイ、タジキスタン

 ▽D組 ウズベキスタン、ベトナム、クウェート、マレーシア

 ◆U―22韓国代表 かつて柏などでプレーした元韓国代表FW・黄善洪監督(55)が指揮。今月20日にはフランス遠征を行い、アンリ監督率いるU―21フランス代表に3―0で勝利。U―23アジア杯は20年大会で優勝。五輪には9大会連続で11度出場。最高成績は12年ロンドン大会の3位。パリ五輪世代には韓国A代表FW李がいる。

 ◆U―22UAE代表 かつてバルセロナの下部組織で監督などを務めたスペイン人のデニス・シルバ監督が指揮。U―23アジア杯の最高成績はベスト8(13、16、20年)。五輪出場は12年ロンドン大会に初出場した1度のみ(1次リーグ敗退)。

 ◆U―22中国代表 成耀東監督(56)が指揮。U―23アジア杯は1次リーグ突破経験はなし。五輪出場は自国開催の2008年北京大会のみ(1次リーグ敗退)。

 ◆男子サッカーのパリ五輪への道 U―23アジア杯がアジア最終予選を兼ねる。同大会は参加16か国が各4チームの計4グループに分かれ、総当たり戦で実施。各グループの上位2チーム、合計8チームが決勝トーナメント準々決勝に駒を進める。今大会の上位3チームが五輪出場権を獲得。4位チームはアフリカ地域の代表との大陸間プレーオフに回る。

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