箱根駅伝前哨戦のMARCH対抗戦で青学大が圧勝 原晋監督「駒大の6冠を阻止できるのは青学大しかない!」

スポーツ報知
ショーアップされたレースを走るエース対決の4組のランナー(カメラ・佐々木 清勝)

 第100回箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する中大(前回2位)、青学大(同3位)、法大(同7位)、明大(同12位)、立大(18位)の5校が参戦する「GMOインターネットグループプレゼンツMARCH対抗戦2023」が22日、東京・町田GIONスタジアムで行われ、1万メートルの上位10人の合計タイム(平均28分27秒19)で青学大が圧勝した。個人トップも、青学大の佐藤一世(4年)で28分11秒00。大会新記録で青学大歴代2位の好記録だった。

 MARCH対抗戦は1万メートルの公認レースを5組行い、各校上位10人の合計タイムを争う。ブランド校として知られる「MARCH(マーチ)」(明大、青学大、立大、中大、法大)が箱根駅伝の前哨戦としてガチンコ勝負。レーザービームが飛び交い、各校の応援団が声援を送り続ける中、5校の選手が力走した。今大会の発起人でもある青学大の原晋監督(56)は「日本一な派手な大会です。スポンサー各社のお陰です」と満足そうに話した。

 MARCH対抗戦に向けて、原監督は「5本の矢大作戦」を発令。戦国時代の武将、毛利元就による「3本の矢」の教えを例に出して力説した。「1本の矢は簡単に折れるが、3本まとめると簡単に折れない、と言われています。今シーズンの駒大は超強力です。3本の矢では足りない。5本の矢が必要。MARCH対抗戦で、5校がそれぞれの矢をさらに磨き、強くすることが大事です。名付けて『5本の矢大作戦』です!」

 今年が3回目で、青学大が3連勝となった。この日の10人の平均タイムは28分27秒19。2位の中大に約1分の差をつけた。

 今季の学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝(5日)で駒大は1区から首位を譲らない完全優勝を果たした。昨季の3冠、今季の出雲駅伝と合わせて5連勝中。しかも、今年の箱根駅伝4区から21区間連続でトップを走り続けている。第100回箱根駅伝でも駒大が優勝候補の筆頭だ。箱根路で、駒大の対抗勢力として全日本大学駅伝で激しい2位争いを演じた2位の青学大、3位の国学院大、4位の中大が挙がる。

 この日のMARCH対抗戦で、ほぼベストメンバーをそろえた青学大に対し、中大はエースの吉居大和(4年)、中野翔太(4年)らが欠場。メンバー構成は異なるもののMARCH対抗戦で青学大は上位10人中8人が入り、圧勝した。原監督は「駒大の6冠を阻止できるのは、やはり青学大しかありません!」と胸を張って話した。

 最終組で中大の湯浅仁主将(4年)との激しいデッドヒートを制して、個人トップを取った青学大の佐藤一世は「最後は中大には絶対に負けられないと思って走りました。青学大の4年生の意地を見せられたと思います」と充実した表情で話した。箱根駅伝に向けては「1区か4区を走って、青学大の優勝に貢献したいです」と意欲的に話した。

 MARCH対抗戦は、優勝校に30万円、2位校に20万円、3位校に15万円、4位校に10万円・5位校に5万円の奨学金が贈られた。選手個人にも1位に3万円、2位に2万5000円、3位に2万円、4位に1万5000円、5位に1万円、6位に8000円、7位に5000円、8位に3000円の奨学金が与えられた。別途、第107回日本選手権申込資格記録の28分16秒00を突破した選手に1万円の奨学金。また、自己最高記録を最も大きく更新した選手に「ABEMA賞」3万円は、29分53秒96で走り、33分10秒28だった自己ベスト記録を3分16秒32も更新した明大の石堂壮真(1年)が獲得した。

 MARCH対抗戦のチーム成績(1万メートル上位10人平均タイム)と1万メートル個人成績上位は以下の通り。

 ▽チーム成績

 <1>青学大(28分27秒19)

 <2>中大 (29分26秒83)

 <3>立大 (29分27秒26)

 <4>明大 (29分33秒29)

 <5>法大 (29分45秒34)

 ▽個人成績

 <1>佐藤一世(青学大4年)28分11秒00

 <2>湯浅 仁(中大4年) 28分12秒17

 <3>黒田朝日(青学大2年)28分15秒82

 <4>倉本玄太(青学大4年)28分19秒31

 <5>太田蒼生(青学大3年)28分20秒63

 <6>阿部陽樹(中大3年) 28分26秒58

 <7>白石光星(青学大3年)28分27秒96

 <8>山内健登(青学大4年)28分28秒75

 <9>荒巻朋熈(青学大2年)28分32秒48

<10>鳥井健太(青学大1年)28分33秒64

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