【ジッダ(サウジアラビア)20日=星野 浩司】 サッカー日本代表のFW浅野拓磨(29)=ボーフム=が、21日の26年北中米W杯アジア2次予選第2戦・シリア戦に向けた公式練習後、意気込みを語った。
16日のミャンマー戦(5〇0)は出番なし。ベンチで見守る中、センターFWに入った上田綺世(フェイエノールト)が圧巻の動き出しを武器にハットトリックをマークした。
浅野はライバルの活躍に「同じFWの選手として、どんな試合であろうとゴールを取ることは一番求められること。そこを見せてもらって、結果を残さないといけないと刺激を得ることができた。自分もどこで出ようが関係なく、ゴールを求めてる。そこはしっかりこだわって、人ごとに終わらず、焦る必要はないですけど、背中を押してもらってるような感覚なので、自分もしっかり求めてやっていきたい」と刺激を受けた。
日本の中盤は久保建英、南野拓実、守田英正ら正確なパスを供給できるパサーがそろう。浅野は「今の日本代表は、どこからも(パスが)出てくるような感覚を僕自身持ってる。動き出しを1回止めたら、その1回で本当にゴールに直結するボールが出てきてたら、その1点は自分が消したことになる。それだけはしないように、10回動いて10回出てこない可能性もあるけど、11本目で出てくる可能性があるなら常に動き続けることは僕の強みだし、絶対にやっていかないといけない」と気を引き締めた。
練習後には、ピッチ脇で森保一監督と身ぶり手ぶりを交えて話し合った。浅野は「ゲームの中での確認事項を自分から話した。チーム全体として、明日の試合に向けて守備も攻撃の部分でもイメージを全員が共有しておかないといけない」と明かした。