立川談志さん、命日にラップアルバム発売　十三回忌に異例の“新曲”「金ぇ～」

　２０１１年１１月２１日に亡くなった落語家・立川談志さんの十三回忌となる２１日に、談志さんのニューアルバム「金ぇ～」が発売されることになった。

　２０年前に談志さんの毒舌のフリートークをラップトラックに乗せる試み「談志２ＲＥＶＯＬＵＴＩＯＮ（ダンシダンシレボリューション）」として「アメリカ」「国会」の２枚のシングルをリリース。談志さんの熱狂的信者にとどまらず音楽ファンでも話題となった。今回、十三回忌にあわせて、“復活”。談志さんが自撮りした映像から“肉声”を抽出し、ダンスミュージックにあわせた新曲５曲が収録された。

　「これが真実！談志のラストメッセージ」と題する「金ぇ～」のほか、「嘘くせぇ」「老いては医者に従わず」「イリュージョン」「ハマコー」の５曲が収録。２１日に一門弟子が集結する追善落語会「談志まつり２０２３」（有楽町よみうりホール）で発売される。

　親交が深かった爆笑問題・太田光は「天下の立川談志が、死んだぐらいでおとなしくなるわけないと思ってた。あれから１２年か。再び師匠の声が聞こえてくる。相変わらずのしゃがれ声。元気だなぁ。こう叫んでるようだ。忘れさせてやるもんか』」とコメントを寄せた。

　時代が経過しても色あせない談志節が堪能できる。