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【侍ジャパン】来年3月に欧州代表と強化試合決定 井端弘和監督「生きの良い選手が出てきてくれれば」

スポーツ報知
明治神宮大会を視察した侍ジャパン・井端監督(カメラ ・岡野 将大)

 NPBエンタープライズは20日、侍ジャパンが来年3月6、7日に京セラDで欧州代表との強化試合を行うと発表した。年齢制限は設けず、フル代表での試合となる。19日に行われた「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の決勝で韓国に延長10回タイブレークの末、サヨナラ勝ちで大会連覇を果たした井端弘和監督(48)は激闘から一夜明けて「生きの良い選手が出てきてくれればいい」とさらなる若手の台頭を期待した。

 勝利の余韻がさめやらぬ中、新たな戦いに臨むことが明らかになった。NPBエンタープライズはこの日、侍ジャパンが来年3月6、7日に京セラDで欧州代表と強化試合を行うと発表。アジア制覇から一夜明け、明治神宮大会視察などのために神宮球場を訪れた井端監督は、年齢制限のないフル代表で臨む24年の初陣メンバーについて「ゼロにして考える」と明かした。

 19日まで戦い、侍ジャパンが連覇したアジアチャンピオンシップは24歳以下、または入団3年目以内の選手が対象だったが、強化試合は制限なし。そのため根本(日本ハム)、門脇(巨人)、小園(広島)、牧(DeNA)、万波(日本ハム)ら今回のメンバーに加えて、国内組から投手では戸郷、大勢(ともに巨人)、佐々木朗(ロッテ)、宮城(オリックス)ら、野手では岡本和、大城卓(ともに巨人)、村上(ヤクルト)、源田(西武)、近藤(ソフトバンク)といったWBC組も有力候補となりそうだ。

 井端監督は「レギュラーシーズンが近いので、いろいろあると思う」と開催が来季開幕前ということもあり、選考に制約がかかる可能性も示唆。それでも「(来年11月に)プレミア12もありますし、声だけはかけてみようと思っています。『プレミア、俺もあるのでは』と思ってくれれば。生きの良い選手が出てきてくれればいい」と招集したい選手には積極的にアプローチする姿勢を示した。

 「今後、何年後かに(侍ジャパンに)入ってきてもおかしくない年齢。見ておけばすんなり呼べる」と、来秋ドラフト候補の明大・宗山塁内野手(3年)らが参加する侍ジャパン大学代表候補選手強化合宿(12月1~3日、愛媛・松山)を視察することも決定。侍ジャパン黄金時代を築くため、井端監督は歩みを止めない。(阿見 俊輔)

 ◆原元監督から祝福電話 〇…井端監督は09年の第2回WBC日本代表監督で、今季限りで巨人監督を退任した原辰徳氏から祝福の電話があったことを明らかにした。「メールも来て、お電話でもお話をしました。『初陣としては良かったのではないか。いろいろなことを踏まえても良かったのでは』と。ありがたかったです」と感謝。21年東京五輪で金メダルを獲得した、侍ジャパン元監督で日本ハム2軍監督に就任したばかりの稲葉篤紀氏からも祝福の連絡があったことも明かした。

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