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【巨人】ドラ1西舘勇陽、母校岩手・花巻東で佐々木洋監督から「時間とお金の使い方」金言授かる

スポーツ報知
母校・花巻東を訪問した巨人ドラフト1位の中大・西舘勇陽はモニュメントの大谷翔平の手形に手のひらを合わせ、プロでの活躍を誓う(カメラ・竜田 卓)

 巨人からドラフト1位指名された中大・西舘勇陽投手(21)が20日、母校の岩手・花巻東を訪問した。同校OBでエンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手(29)やブルージェイズ・菊池雄星投手(32)を育てた恩師の佐々木洋監督(48)から金言を授かった右腕。憧れの先輩の魂を継承し、一歩ずつ超一流の選手を目指していくことを誓った。

 全身に何か熱いものが流れたのを西舘は感じた。巨人ドラフト1位を勝ち取っての母校凱旋。21年の米大リーグ・オールスター戦に大谷と菊池が選出されたことを記念するモニュメントに刻まれている大谷の手形に、自身の手を合わせた。「自分が結果を出さないといけない。大谷さんや(菊池)雄星さんのような結果までは少し厳しいと思うんですけど、そこに追いつけるようにしたい」。“大谷パワー”を吸収した右腕の言葉に覚悟がにじんだ。

 偉大な先輩の活躍は何よりの刺激になっている。大谷は全米野球記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。2年ぶり2度目の受賞で、2度目の満票受賞は史上初の快挙。日本国内の全小学校約2万校に3つずつ、計約6万個のジュニア用グラブを寄贈することでも話題を集めた。「テレビをつけたらいつもニュースになっていて、海を渡ってピッチャーでもバッターでも結果を出し続けるのはすごい。憧れの選手で、それは変わらない」と一挙手一投足に尊敬の目を向ける。

 これまでも背中を追いかけてきた。「憧れがあった」と花巻東に進学。大谷、菊池らを育てた佐々木監督の指導を受け、甲子園にも3回出場した。大学経由でドラ1の称号を勝ち取れたのは、花巻東での3年間があったから。「考え方や目標の立て方など大学で生きた」と感謝する。

 そして、この日、恩師から大谷、菊池らを引き合いに出して金言を授けられた。

(1)時間の使い方       

 ストイックなことで知られる大谷はほぼ外出もせずにクリスマスでも練習。佐々木監督は「(全体)練習以外で、自分で練習することが大事」と熱弁。時間を自ら管理して、どう使うか考えることの重要性を説かれた。

(2)お金の使い方       

 プロに入れば使えるお金は当然増える。その中で何に使うべきなのか。「高みにいくための投資をすべきではないか伝えた」。名将は将来への有益な自己投資を勧めた。

 熱い言葉を受けた右腕は「時間の使い方とかをしっかりと考えて継続してやっていきたい」と心に確かに刻んだ。

 将来的な目標に日本代表入りを掲げるドラ1。実現すれば尊敬する大谷と日の丸を背負って共闘できる可能性もある。「まずは結果を出してそこにたどり着けるように」と言葉に力を込めた。“大谷イズム”を心に宿し、一流の階段を一歩ずつ駆け上がっていく。(宮内 孝太)

 ◆西舘の高校時代 入学時の最速は120キロ台だったが、佐々木監督の指導で急成長して1年夏からベンチ入り。菊池や大谷が着用し、花巻東では出世番号として知られる「17」も背負った。2年春のセンバツで聖地デビューを果たすなど、甲子園に3度出場。3年夏の岩手大会決勝では相手校の大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)が登板を回避した試合で優勝投手となり、3度目の甲子園行きも決めた。最速149キロ右腕としてプロから注目されたが、プロ志望届は提出せず、中大に進学した。

 ◆佐々木監督に聞く

 ―入学したときにドラフト1位になるイメージは。

 「私が最初に見たときはプロに行くとは思っていなかった。本人の努力があってここまで来たんじゃないかな」

 ―西舘の特長は。

 「(菊池)雄星、大谷との違いは体の強さ。ボールも強いですし、けがにも強い。そういう強さは彼ら2人よりも上じゃないかなと思います。劣っているのは体の柔らかさ、可動域なので、伸ばしていくと先輩たちに近づいていける」

 ―どんな投手になってほしい。

 「同級生の佐々木朗(ロッテ)、堀田(巨人)などの身体能力とかには勝てないかもしれないですけど、勝ち星や三振だったり結果のところで勝てるようにしてほしい」

 ―久々に会って成長したところ。

 「表情とかは変わっていないですが、ボールとか見ると本当に中央大学行って良かったと思います。私が育てられなかったところも、中大の清水監督に育てていただいて、大学経由で1位指名をいただけた」

 ―17番を背負う。

 「とにかく17という番号をつけてくれたのが本当にうれしくて、頼もしく誇りに思っています」

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