【侍ジャパン】井端弘和監督、合宿中はしっかり対話、グラウンド外ではあえて選手と距離を取る気遣い

スポーツ報知
トロフィーを掲げる井端弘和監督(左は門脇誠、右は牧秀悟)(カメラ・中島 傑)

◆カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 決勝 日本4x―3韓国=延長10回タイブレーク=(19日・東京ドーム)

 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」の決勝は延長10回タイブレークの末に日本が逆転サヨナラ勝ちし、大会2連覇を果たした。10回に韓国に1点を勝ち越されたが、その裏に同点とすると、2死満塁から巨人・門脇誠内野手(22)が左前に劇打を放ち、大会MVPにも輝いた。10月に就任した井端弘和監督(48)は初タイトルを手にした。侍は強化試合を除く国際大会の連勝を19に伸ばし、来秋のプレミア12に弾みをつけた。

 * * * * *

 井端監督は細やかな気配りによる“井端流”の人心掌握術で、若い選手との信頼関係を構築して、チームをまとめ上げた。

 大会前の宮崎合宿では各選手との対話を重ねて、打順や守備位置など起用法に対する希望にじっくり耳を傾けた。一方で「僕が選手だった頃は(首脳陣との同席が)嫌というか、『ウワッ』と思ったので」と、グラウンド外ではあえて距離を置いた。選手を交えた食事会は主催せずに、宿舎内の食事会場でもなるべく顔を合わせないように時間をずらした。

 LINEを通して選手にスタメンを伝えたり、できる限り、ミーティングの回数を減らしたりしたのも、自身の現役時代の経験から、選手各自がこだわる試合前の時間の使い方やルーチンを邪魔したくないという配慮による。絶妙な心の距離感を保ってU24世代の心をつかみ、実力が発揮できる環境を整えて、大会連覇につなげた。(侍ジャパン担当・阿見 俊輔)

野球

×