大垣競輪の「第9回施設整備等協賛競輪」(G3)決勝は最終日の19日、準決勝を突破した9選手によって第12Rで争われた。優勝賞金は400万円。山賀雅仁(41)=千葉・87期=が、志田龍星を番手まくりした青野将大を直線で捕らえて優勝。2018年9月の青森記念以来、4度目のG3制覇を果たした。2着は青野、3着には阿部将大に乗った成松春樹が入った。
レースは阿部将が前を取り、成松―志田―松村友和―青野―山賀―白戸淳太郎―片岡迪之―阿部大樹で並び周回。残り2周の赤板から片岡が動き、阿部将を抑えると片岡ラインに続いた青野―山賀―白戸が叩いて主導権を握る。打鐘4角から志田が巻き返し、松村は遅れ青野が追い番手をキープ。バック阿部将―成松がまくるも、青野が番手まくりを打ち、直線で山賀が抜け出した。山賀の次回出走予定は24日から開催されるF1平。
山賀雅仁「い~やぁ。うれしさでお腹いっぱい。決勝は特にラインのおかげです。(青野と)同県の白戸さんが折り合ってくれて、神奈川の間に入った競走。本当にラインのおかげとしか言いようがない。青野君は踏んでくれるだろうと思ったところでしっかり踏んでくれて先行した。志田君が巻き返して来るんだけど、青野君はしっかり踏んでいたし、強いよね。後ろの仕掛け次第で僕のところで粘られたり、降りられる位置ではあったがそれもなかった。僕も40歳をこえてG3の優勝ができると思っていなかったので、なおさらうれしい。ナイスパニックです」