【巨人】 ドラ1・西舘勇陽、侍ジャパン入り「3年以内に」26年WBC目指す 大学入学前「4年後ドラ1」有言実行男

スポーツ報知
東京ドームをバックに笑顔でポーズを決めるドラフト1位の中大・西舘(カメラ・竜田 卓)

 巨人からドラフト1位指名を受けた中大・西舘勇陽投手(21)が15日、都内のホテルで契約金1億円、出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約した(金額はいずれも推定)。背番号は「17」。即戦力として期待がかかる最速155キロ右腕は、3年以内の日本代表「侍ジャパン」入りを目標に設定。2026年第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍する夢を描いた。

 確かなサクセスストーリーを、西舘は思い描いた。仮契約後の会見。引き締まった表情で、日の丸を背負うことへの思いを口にした。「1年目は1年間1軍に帯同したい。日本代表を3年以内の目標にしてやりたい」。仮契約を交わしたホテルに隣接する東京ドームでは、侍ジャパンが練習中だった。自身が代表メンバーに入ってプレーする近未来を想像しつつ、言葉を紡いだ。

 岩手・花巻東出身。同校では「目標達成シート」をつける習慣があり、ブルージェイズの菊池雄星、エンゼルスからFAとなった大谷翔平ら先輩たちが逆算の思考で夢を実現してきた。西舘は中大入学前に「4年後のドラフト1位」を掲げ、実現させた有言実行の男。順調に成長曲線を描けば、3年後の26年WBC出場が視界に入る。28年にはロサンゼルス五輪も控えており、選手として一番脂が乗っている時期に日の丸を背負うことができる。

 夢実現のために巨人で活躍することが近道と心得る。水野スカウト部長や吉村編成本部長から即戦力として大きな期待をかけられ、それに呼応した最速155キロ右腕は「すごい期待されているので、それに応えたい」と気合をみなぎらせた。

 巨人は格好のお手本がいる。1年目で守護神として新人王に輝き、3月のWBCに出場した大勢だ。西舘は「将来的にはそこ(代表)を目指して、チームのためにまずは1年間1軍でやりたい」と足元を見つめながら3年後を思った。

 もう一つ、志がある。「ファンから愛される選手になりたい」。その理想にも大勢を挙げた。「自分はおもしろい性格とかキャラはあまり得意ではないので、まじめにやっていくところを見てもらえたら」。ヤクルトのドラフト1位に同じ名字の専大・西舘昂汰がいることから「勇陽と呼んでもらいたい」とファンに呼びかけた。

 戦国東都で数々の修羅場をくぐり抜けてきた精神力も持ち味。阿部新監督は先発で起用する方針を明かしており、「将来的には先発でローテーションを守りたい。2ケタ勝利や防御率(のタイトル)を狙っていきたい」と目標を掲げた。大志を抱き、西舘がプロへの一歩を踏み出す。(宮内 孝太)

 ◆西舘に聞く

 ―仮契約を終えた心境。

 「より一層気を引き締めないといけないという思いが一番強い。まだ時間もあるので、有効活用しながらもっと自分ができることをしたいと思っています」

 ―周りからの反響。

 「大学の同級生や後輩からおめでとうと言ってもらって、高校の同級生からとかもお祝いのメッセージをもらいました」

 ―新人合同自主トレまでに伸ばしていきたいこと。

 「これから寒い時期になってあまり強い球は投げられないと思うので、フィジカル面を鍛えていきたいです」

 ―クイック投法は継続するのか。

 「今のところは変えることは考えていないです」

 ―契約金の使い道は。

 「特に決まっていないので、貯金していきたい」

 ◆西舘 勇陽(にしだて・ゆうひ)

 ▽生まれ 2002年3月11日、岩手・一戸町。21歳

 ▽サイズ&投打 185センチ、79キロ。右投右打

 ▽球歴 一戸南小3年から野球を始め、一戸中では軟式野球部。花巻東では1年夏からベンチ入り。2年春夏、3年夏と甲子園に3度出場。中大では1年秋からリーグ戦に登板

 ▽憧れの選手 菊池雄星、大谷翔平

 ▽雄星&大谷ロード

花巻東では2人の先輩と同様、出世番号の「17」を経て「1」に

 ▽球種 カットボール、カーブ、フォーク、スライダー

 ▽特技 クロスカントリースキー

 ▽好きな言葉 「初志貫徹」

 ▽同郷の同世代 佐々木朗希、堀田賢慎

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