【巨人】ドラ5・又木鉄平、2戦連続好救援の2回0封 岸スカウトは阪神「スペードのエース」桐敷に「似ている」

スポーツ報知
日本生命の3番手で登板した巨人ドラフト5位の又木鉄平(カメラ・石田 順平)

◆社会人野球日本選手権 ▽2回戦 日本生命5―3東京ガス(15日・京セラドーム大阪)

 巨人にドラフト5位指名された日本生命・又木鉄平投手(24)が、2試合連続の好リリーフを見せた。2回戦の東京ガス戦(京セラD)で、2点リードの8回から登板。2イニングを無失点に抑える好投でチームを8強進出に導いた。ネット裏で視察した担当の岸スカウトは、その姿を今季ブレイクした阪神・桐敷と重ねた。準々決勝は17日午後2時から、JR四国と激突する。

 又木は落ち着いていた。特技は「サーフィン」と言う陽気なキャラクターも、マウンド上ではクールそのものだった。2点リードの9回2死一塁。一発が出れば同点の場面で最後の打者を冷静に一ゴロに打ち取り、ようやく表情を崩した。「シングルヒットでランナー一塁。大丈夫と思って余裕を持って投げました」。日本生命の応援団が陣取る三塁側スタンドに目を向け、また笑った。

 8回からリリーフ登板。2死からヒットで出塁を許したが、9回と同様に後続を斬ってスコアボードに「0」を刻んでいた。「いつも通りのピッチングができて、チームが勝てたのが一番良かったかなと思います」。8日の1回戦・伯和ビクトリーズ戦は8回1死一塁から登板し、1回2/3無失点3奪三振。この日も最速148キロの直球を軸に無四球2奪三振と、安定感抜群の火消しだった。

 岸スカウトは「ゾーン内で勝負できる強いものがある」とほれ直し、同じ左腕の桐敷と「タイプ的にはすごい似ている。馬力は又木も負けていない」と太鼓判を押した。桐敷は岡田監督から「スペードのエース」と名付けられた超成長株。シーズン終盤から台頭し、27登板14ホールド、防御率1・79で日本一に導いた切り札と又木の姿を重ねた。

 身長179センチ、体重90キロのガッチリ体形から力感のある直球とスライダー、フォークを繰り出す桐敷に対し、182センチ、92キロの又木も球威のある直球に加えてスライダー、チェンジアップを投げ込む。ロングリリーフ、また先発も可能という点も共通項だ。又木は「チームが勝てるようなピッチングをしていきたい」と次戦を見据えた。今の目標は2015年以来4度目の優勝。必ず成し遂げ、置き土産にしてプロに入る。(中野 雄太)

 ◆又木に聞く

 ―準備万端だった。

 「(序盤)点差があったので僕が絶対という感じではなかったですけど、点差が縮まってから『8、9いくぞ』と伝達してもらって、しっかりと準備しました」

 ―右打者の外角へのチェンジアップが効果的だった。

 「3ボールまでいって相手の頭にないチェンジアップをうまく投げられました。ボール球に手を出してもらって、しっかり腕を振れている証拠かなと思います」

 ―今後先発の可能性は。

 「基本は中(継ぎ)になります。僕は『どこでもいきます』と監督に伝えています。起用するのは監督なので、僕は任されたところを投げるだけです」

 ―サーフィンについて。

 「特技に入りますね。中学校の時に月に3回くらい、そんなガチではやっていないです。(ボードの上に立つなど)それくらいです。今はやる時間もないので全くやっていないですけど」

 ◆又木 鉄平(またき・てっぺい)1999年2月12日、山梨・笛吹市生まれ。24歳。石和北小3年時に石和北野球スポーツ少年団で野球を始め、石和中では軟式野球部に所属。日川では甲子園出場なし。東京情報大では1年春からベンチ入りして通算15勝11敗をマークし、日本生命入社。50メートル走6.5秒。遠投110メートル。直球の最速149キロ。球種はカーブ、カットボール、スライダー、チェンジアップ。身長182センチ、体重92キロ。左投左打。

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