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【船上カメラマン・釣り情報】11月1日ヒラメ解禁!鹿島沖のヒラメ絶好調!植田丸のLTヒラメ開幕ダッシュ成功!

スポーツ報知
良型ヒラメにサムアップする宮崎さん(植田丸で=カメラ・越川ワタル)

鹿島沖 

 11月1日、茨城海域でヒラメ釣りが開幕した。今回は県南部の鹿島~神栖沖の部分解禁。ヒラメは茨城県の「県のさかな」として1995年に認定され、シンボルマークまである茨城県の“代表選手”。解禁日の鹿島港は早朝から大勢の釣り客がつめかけ、報知指定・植田丸も2隻態勢で出船。鹿島沖へ出るとヒラメが次々に上がり、開幕ダッシュを決めた。

 午前6時過ぎ、ようやく空が明るくなりかけたころからヒラメが食いだした。釣り場は鹿島沖水深34メートル。いの一番に釣ったのは、右舷船首近くに陣取った品川区の長谷川敬一さん(45)だ。「オモリは底に着けてました。船長の『上げてください』の合図で巻いたら追っかけて食い付いたみたいです」と“開幕1号”に笑顔を見せていた。長谷川さんはこの日2キロ超を含む8尾を上げ、1キロ超のマハタ、高級魚マゾイも釣った。

 植田丸では道糸PE0・8~1号、オモリ50号のライトタックルで狙う。そのため腕力のない女性や子ども、高齢者にも優しいヒラメ釣りとなっている。「ライトタックルがいいんです」という神栖市の宮崎たか子さんも良型のヒラメを釣り上げた。宮崎さんは植田丸の釣り客の間で「おかん」と呼ばれ、過去最大5キロのヒラメを釣ったこともある常連だ。解禁日には11年連続で参戦しており、この日は4尾と良型の黒メバルを仕留めた。

 解禁日とあってヒラメはイワシ餌を良く追った。この日トップの10尾を釣ったのは、こちらも常連の神栖市の玉木英司さん(45)。「オモリはベタ底です」とトップの釣果と良型に満足の表情だった。

 ヒラメの活性が高いと予期せぬことも起こる。右舷胴の間で竿を出していた前橋市の松本信一さん(54)がリールを巻くとヒラメが食い付いていた。しかし、よく見ると隣の釣り客のイワシ餌ものみ込んでいた。「両方(のイワシを)食っちゃってますから、ジャンケンしてください」と植田船長が裁定。食いしん坊のヒラメは松本さんのものとなった。また、練馬区の斉藤智之さん(46)、三郷市の阿野尚忠さん(46)も良型ヒラメを釣り上げた。

 好スタートを切った鹿島沖のヒラメ。「開幕日から良型が釣れました。今季も釣れますよ」と話す植田船長の表情も明るい。2日以降もしばしばトップは10尾に到達。サイズもよく、開幕日は最大2・3キロ、2日は4・5キロ、3日にも4・4キロ、5日に4・6キロと大型が上がっている。12月には一部海域を除き、茨城海域のほぼ全域でヒラメ釣りができるようになる。茨城のヒラメ釣りは来年3月まで続く。(ペン&カメラ・越川 亘)

格言「ヒラメ40」 

 ヒラメ釣りには「ヒラメ40」という格言がある。「アタリがあったら、40数えるぐらい、じっくり待ってから合わせろ」という教えだ。だが、植田船長はアタリがあったら即合わせを勧める。「まだ水温が高いので、アタリがあって待っていても逃げられるだけですよ」という。取材日のイワシ餌は20センチ超の大型を使用。「イワシ餌は大きい方が絶対いいです。大型が食いますから」と話す。

◆めも ヒラメ釣りの近況、乗合船は、鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)。乗合船は午前4時半集合。同5時出船。料金は1万3200円。イワシ餌、氷付き。女性と子供は割引あり。リール付き貸し竿は無料。港に駐車スペースあり。

このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

平潟港第三隆栄丸(TEL0293・46・2133)。スロージギング

波崎港信栄丸(TEL0479・44・1224)

外川港大盛丸(TEL0479・23・3362)

飯岡港太幸丸(TEL0479・63・1902)

片貝港源七丸(TEL0475・76・2002)

大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)

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