【日本ハム】今季0発だった今川優馬外野手が長打力復活に自信…そのきっかけは

スポーツ報知

 今季0本塁打に終わった日本ハム・今川優馬外野手(26)が8日、異国の大砲から長打力復活のきっかけをつかんだ。エスコン秋季キャンプの視察に訪れていた台湾プロ野球・富邦ガーディアンズの高国輝コーチ(38)から指導を受け、フリー打撃ではチーム最多となる12発の柵越えを披露。一人1打席チャンスが与えられる11日の紅白戦で「ホームランを狙う」と宣言した。

 白球が次々と左翼席へ消えた。今川の豪快な振りに、球場からは自然と拍手が沸き起こった。55スイングで3連発を含む柵越え12発。持ち前のパワーを存分に見せつけ「打撃で勝負しなきゃいけない。コーチからアドバイスをいただいて、それもうまくハマったと思う」と納得の表情を浮かべた。

 自信が打球に乗り移った。フリー打撃前、素振りをしていると「いいね。スイング好き」と台湾球界で3年連続本塁打王に輝いた高氏に声をかけられた。高氏は08年北京五輪、2度のWBCも経験した台湾屈指の右の大砲。今季限りで現役を引退し、コーチ業に生かすために7日から秋季キャンプの視察に訪れていた。「スイングはすごくいい。上半身の力じゃなく、骨盤を早く回すことが一番大事。(ポイントは)少し前に」と助言された今川は「打球がいつもより飛んだ。『台湾のレジェンド』と聞いていたので褒められてすごくうれしかった」と感謝した。

 今季は3年目で初めて0本塁打に終わり、28試合で打率1割9分7厘、1打点。左足の故障もあり「何一つ貢献できなかった。ふがいない。けがして戻った時には、もう居場所がなかった」。万波のブレイク、本職が外野ではない野村、郡司の左翼起用を目にし「僕は打たないと存在価値がない」と危機感を抱いた。

 「もう一回、長打にこだわりたい」と秋からバットも一新。従来の84・5センチから、より遠心力を使って飛距離を出せる86センチへと長さを変更した。この日は高氏から長打力アップのヒントをもらい、フルスイングが蘇(よみがえ)り始めた。11日の紅白戦は1打席勝負。「ホームランを狙いたい。狙って打てる打者にならないといけない」。アピールの準備は、着々と整いつつある。

(堀内 啓太)

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