羽生結弦さん、初のツアー公演が開幕 全12演目熱演 チケット完売の満員1万4000人魅了 スタオベに感極まる

羽生結弦さん(カメラ・矢口 亨)
羽生結弦さん(カメラ・矢口 亨)

 フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、昨年7月にプロ転向した羽生結弦さんの初の単独ツアー公演「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」が4日、さいたまスーパーアリーナで幕を開けた。約2時間半に渡り、アンコールを含む12演目を熱演した。ツアーは5日までの埼玉公演のほか、来年に佐賀(1月12、14日=SAGAアリーナ)。横浜(2月17、19日=ぴあアリーナMM)で行われる。

 ゲームの世界観に自身の半生をだぶらせ、羽生さんが舞った。白いマントを被り氷上に登場。「ファイナルファンタジー10」の楽曲「いつか終わる夢」でアイスストーリー「RE_PRAY」は始まった。

羽生結弦さん(カメラ・矢口 亨)
羽生結弦さん(カメラ・矢口 亨)

 今回のショーはゲーム曲を多用。「Megalovania」では、ひたすらスピンで魅せた。前半の最後。実戦さながらの6分間練習を経て、新プログラム「破滅への使者」を披露。サルコーとトウループの4回転ジャンプを決め、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も鮮やかに降りた。演技後、肩で息をする羽生さん。リンクに併設された巨大モニターに「CLEAR」の文字が映し出されると、右手を突き上げた。

 後半では「いつか終わる夢 Re;」「天と地のレクイエム」「あの夏へ」「春よ来い」を演じた。羽生さんは「本当にここまで作り上げるにあたってたくさんの方々のお力があって、こうやって作ることができました。そして、何よりこうやって、自分が表現したいことだったり、滑りたいこと、そういう場所を作って下さっているのは、やっぱりこうやって見て下さる方々のおかげだなと改めて思っております」と感謝し「少しでも何かみなさんの中の命に対する考え方だったり、今日明日というものを生きていくにあたっての選択肢の連続というものを、本当に人生というものを辞めない限りは明日は続いていくので、ぜひそんなことを考えながら毎日を生きてほしいなと思って、このアイスストーリーを紡ぎました」などとあいさつした。

 アンコールでは「Let me Entertain you」「SEIMEI」「Introduction and Rondo Capriccioso」を舞った。

 チケットは完売で、満員の1万4000人を魅了。最後はスタンディングオーベーションを浴び、感極まった表情を浮かべた。

 昨年11月の「プロローグ」、スケーター史上初の東京ドーム公演となった2月の「GIFT」に続く単独公演第3弾は、生きていく中で繰り返される問い、人として根源から湧き上がる思い、願い、“祈り”がテーマになっている。制作総指揮も務め、「GIFT」同様ショーの物語も執筆。日本を代表する演出振付家のMIKIKOさんが、今回も演出を担当している。

 ▽演目

〈1〉いつか終わる夢―original―

〈2〉鶏と蛇と豚

〈3〉Hope&Legacy

〈4〉Megalovania

〈5〉破滅への使者

〈6〉いつか終わる夢 Re;

〈7〉天と地のレクイエム

〈8〉あの夏へ

〈9〉春よ来い

―アンコール―

〈10〉Let me Entertain you

〈11〉SEIMEI

〈12〉Introduction and Rondo Capriccioso

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