◆報知新聞社後援 ▽第41回全日本大学女子駅伝対校選手権(29日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着=6区間38・0キロ)
名城大が2時間4分29秒で前人未到の連覇記録を「7」に伸ばした。レースは1区で立命大・村松灯が名城大のエース・米沢奈々香との争いを制してトップでタスキリレー。2区も立命大が僅差で首位を守ったが、3区で名城大・石松愛朱加で首位に浮上。大東大の後半の追い上げを封じ、アンカー・谷本七星がV7のゴールテープを切った。
絶対的な強さを今年の杜の都でも見せつけた名城大の出場選手のコメントは以下の通り。
1区・米沢奈々香(2年、21分24秒=区間2位)
「夏に練習が積めなかったことは不安や焦りの気持ちが強かった。でも周囲から大丈夫だよと声をかけてくれて、力を全て出し切ろうという気持ちでスタートできた。優勝できたのは、昨年以上に厳しい状況だったからこそ本当にうれしい」
2区・力丸楓(1年、12分58秒=区間2位)
「まさか自分が走るとは思っていなくて。選ばれたときはびっくりしました。ラスト1キロは進まない感じになってしまいましたが、高校(仙台一高)の後輩たちや今まで支えてくださった方たちの声援を力に変えて、最後まで、持っている力を出し切れたと思っています。来年はもっと強くなって戻ってきます」
3区・石松愛朱加(2年、18分52秒=区間1位)
「3区を走れるように仕上げてきた。どの順位できても私が何とかするから、大丈夫だよと周りに言って、それが有言実行できました。去年より一回り成長した駅伝になったと思います」
4区・薮谷奈瑠(1年、16分11秒=区間4位)
「先輩が作ってくれた差を広げて渡すことでしたが、まだまだ課題が多かったなと思います。私たちが4年生になったら10連覇。もっと強くなってまた駅伝を走りたいと思います」
5区・原田紗希(2年、30分18秒=区間4位)
「7月から病気や体調不良が続いて、焦りがあったんですけど、この舞台に立つことができたのがすごくうれしかった。自分にタスキが渡る前に差を付けてきてくれたので安心して走ることができた」
6区・谷本七星(3年、24分46秒=区間1位)
「気持ち良くスタートできましたが、沿道の方の応援、今まで頑張ってきたメンバーの顔も浮かんで、終始笑顔で走り抜けることができた。最後も7連覇のゴールテープを切らせていただいて感謝しているし、このチームでここまで来れて、優勝できてうれしかった」