横浜FM、トップ下起用のFW植中がチーム3点目「いい抜け出しから決められた」福岡に4発快勝

横浜FMのFW植中朝日
横浜FMのFW植中朝日

◆明治安田生命J1リーグ▽第31節 横浜FM 4―0 福岡(28日、ベススタ)

 2位の横浜FMは敵地で福岡に4―0で快勝した。前半にFWアンデルソンロペスが2得点を挙げ、後半はFW植中朝日、FW宮市亮が加点。ロペスは今季21得点目で得点ランク首位タイに並んだ。首位・神戸が湘南と1―1で引き分けたため、残り3試合で勝ち点差は2となった。

 連覇に向けて負けられない戦いが続く中、敵地で4発快勝を収めた。前半19分、今試合で負傷から復帰したDFエドゥアルドのロングボールにFWエウベルが抜けると、左サイド深くから折り返し。中央でロペスが合わせ、ネットを揺らした。6分後には、植中のドリブルからヤンマテウスとつなぎ、再び中央でロペスが左足を合わせて流し込んだ。後半3分には植中がDF松原健のロングフィードに抜け出して冷静に沈めた。試合終盤には途中出場の宮市がゴール前の混戦からダメ押しの4得点目。リーグ戦では6月24日の広島戦以来となる完封勝利で終えた。

 前節・札幌戦(4〇1)でリーグ初スタメンと勝ち取った植中が、札幌戦に続いたトップ下起用で結果を残した。「飛び出すのが僕の武器。あそこに(ボールが)来る気配がしたので走ったら健くんがいいボールをくれた。いい抜け出しからゴールを決められて良かった」と後半3分に試合を決定づけるチーム3点目。試合前日にルーチンとしてうなぎをごちそうになっているという松原からのアシストにも「何か返さないとかな」と感謝した。シュート1本のワンチャンスをモノにし、連勝に貢献。地元・福岡で家族や親戚、小学生時代のコーチら「10人弱」が駆けつけたという一戦での勝利に胸を張った。

 今季J2長崎から加入し、ルヴァン杯などカップ戦が主戦場となっていたが、カップ戦でもしっかりと結果を残し、大事なリーグ終盤戦で起用されている。「このような緊張感のある試合で使ってもらって、足が重くなるような感じもする。その中でゴールを取れたのは自信を持てること」。本職ではないトップ下だが、「あまり意識しすぎず、FWの時もやっていたような動きを」とロペスとも2トップのような関係を築きつつ攻撃を組み立てた。

 マスカット監督も「彼が起点になってビルドアップはやってくれた。前方向に向かう時も起点になれるし、ここ5、6週間、日々の練習の中で本当に一生懸命やっているのは見えた。今日も多くのチャンスはなかったが、ゴールを決めることでいいプレーを見せている。1日1日、そして今日の中でも成長が見えた」と普段からの取り組みやこの試合でのプレーも高く評価した。

 DF陣を中心にけが人も相次ぐチーム状況。神戸との勝ち点は2差に縮まった。連覇に向け、残り3試合、全員の力が欠かせない。

サッカー

×