堂本光一「十字架背負う」引退説否定 「自分が中継になって、後輩と上につなげたい」年長者の覚悟示す

スポーツ報知
会見でジャニーズ事務所の問題について話す堂本光一

 KinKi Kidsの堂本光一(44)が8日、東京・帝国劇場で主演舞台「チャーリーとチョコレート工場」(9~31日・同所など)の初日記念会見を開催した。会見前には、ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、社名変更や新会社設立などで揺れる同事務所への思いを語った。

 黒いシャツ姿で、神妙な表情を浮かべた光一は「自分の知っている彼と、違う部分もあったりして。でも自分の中でも認めないといけないですし、何よりも被害に遭われた方が、救われないといけない」。自身の中の葛藤を明かした。

 喜多川氏に見いだされ、1991年に入所し、30年以上がたった。自身の代名詞ともいえる舞台「SHOCK」も喜多川氏の演出で始まった。その歴史が、崩れた。会見では名前ではなく「彼」と呼び、決別を改めて印象づけた。

 「彼に恥をかかせるようなものは作ってはいけない」と指針としてきたが、「その思いは捨てなければいけない」。一部で「引退も覚悟」と報じられたが、「十字架を背負いながらやっていく」と宣言した。

 「心に刻んだものにバツをつけて十字架にして、自身として表現しないといけない。ファンの皆さまが一番大事ですし、今は応援するだけで誹謗(ひぼう)中傷を受けることもあると思う。そのためにも、自分たちが活動をもって示していかないと」

 今後の動向について、堂本剛(44)と話し合っている。「名前を変えないといけないグループもある。KinKi Kidsも変えてもいいんじゃないか」との言葉も交わした。

 97年に「硝子の少年」でデビュー。四半世紀以上がたったキンキは、所属グループの中では“長男”の立場。

 「いろんな迷いやジレンマがありますけど、我々が変えてしまうと、皆が考えないといけなくなる。その辺りは、慎重にやっていかないといけない」。年長者として、後輩への思いを続けた。「(社長には)東山さんがいて(副社長には)イノッチがいて。体制が大きく変わっていますけど、それでも大先輩。自分が中継になって、後輩と上につなげたり。自分にできることは、やっていきたい」

 年長者としてけん引する「新会社」に願うことは「世界一クリーンな会社」と回答。「どの口が言っているんだと言われるかもしれませんが、それを目指して、それを願って。エンターテインメントを楽しんでいただける環境を少しずつ整えていきたい」

 主演舞台の会見約2時間前、50人超の報道陣に対して一人で臨んだ記者会見。葛藤を抱えた表情は、最後まで崩れることはなかった。

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