TBS社員、社内調査で証言「ジュリー氏を通して、キャスティングを巡る圧力が番組にあった」

スポーツ報知
TBS

 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、TBSは同局とジャニーズ事務所との関係についての社内調査を行い、7日放送のニュース番組「報道特集」(土曜・午後5時半)で調査結果を報じた。

 同番組では「検証 ジャニーズ事務所とTBS」と題し、報道局、制作局、事務所との窓口になった編成局の社員や元社員80人以上に取材。膳場貴子キャスターは特集の冒頭「TBSはジャニー喜多川氏の性加害について、イギリスBBCが報じた後の今年4月まで報じてこなかったわけですが、その背景には何があったのでしょうか?」とまず話した。

 調査では、ドラマやバラエティー番組を制作する制作現場やジャニーズとの窓口となる編成部の現役社員に「ジャニーズ事務所から圧力はあったのか? TBSがジャニーズに忖度することはあったのか?」と質問。これに対し、元ドラマプロデューサーは「圧力を感じたことは一度もない。忖度を強要されたこともない。人として向き合っていれば、話をすることができる。会社の中で勝手に『忖度しないと』と感じた人はいるかも知れないが、それはその人自身が意識改革するべき」と回答。

 制作経験者は「キャスティングで圧力とか言われるが、それは通常のビジネス。『ウチの得にならないからこうしてくれ』というのが、なぜ圧力なのか。現場は『このタレントを出したい』と言い、事務所が『それはライバルだから、やめてくれ』と言う。どっちがいいのか考えているのは普通のこと」と答えた。

 一方で「気に入らないことがあると、すぐ『タレントを引き上げるぞ』と言うため、企画がガラッと変わるなど、振り回された感があった」(制作関係者)、「なぜ忖度するかと言うと、番組出演をなくされるのを恐れていたから。実際にジャニーズ事務所の出演していた人気番組が事務所とのトラブルから打ち切られたという話を聞いたことがある」(同)、「編成のジャニーズ担当の中には、マネジャーからの電話に出るために夜中に家に帰ってビニール袋に携帯を入れて風呂に入っている人もいた」(制作・編成経験者)、「怒らせたらダメ。この1年の間にもジュリー氏を通して、キャスティングを巡る圧力が番組にあった」(制作経験者)という声もあった。

 また、制作経験者からは「若い頃からベテランのプロデューサーがジャニーズ事務所に平身低頭で接するのを、ずっと見てきた。それを見て育ったので、自然に自分もそうなっていく。うまくやれば、次のジャニーズの仕事も来る。なぜ、みんなジャニーズと仕事をしたいかと言うと、一つは数字をとりやすいから。そして、社内の自分の評価が高まるから」と証言した。

芸能

×