【日本ハム】選手会長の松本剛が今季を総括「3割を打たないと自分みたいな選手は価値がない」

スポーツ報知
松本剛

 選手会長を務める日本ハム・松本剛外野手(30)が今季を総括した。12年目の今季はキャリアハイの134試合に出場し、打率2割7分6厘、3本塁打、30打点、12盗塁でフィニッシュ。チームは球団48年ぶりとなる2年連続の最下位に沈んだ。昨季の首位打者は悔しさをにじませ、来季の逆襲を誓った。主な一問一答は以下のとおり。

 ―今季を振り返って

「見てのとおりチームとして苦しい成績になりましたし、個人としても納得のいく成績を残せなかった」

 ―個人成績の評価

 「目標としていた数字に届かなかったですし、1年間通してコンディショニング含めなかなか思うように行かない日々が多かった。ただ、プラスに考えると、今年は最後までケガなく戦えた。去年すごくいいシーズンを過ごした後『今年はそんなうまくいかないだろう』というのはシーズン前から予想はしていた。苦しくなる時期は必ずあると思いながらやって、そこが思っている以上に長かった。今考えるとそれもすごくいい経験になったと思っています」

 ―若手が多いチーム。プレー以外でも役割は果たせた

 「果たせていないのが事実だと思う。引っ張っていかないといけない立場だと分かっていたし、周りもそう思って期待してくれていたと思う。来季も立場が変わるわけではない。若い選手が多くいるのも事実。もちろん成績で引っ張るのが一番。少しでも良い声かけができれば、という思いで今年もやっていたけど、結局チームは勝てなかった。そこは受け止めて来季はチームを良い方向に引っ張りたい」

 ―来季へ向けて

 「もう一度打撃を鍛え直したい。しっくり来てないところを修正して、もう一段階上がった打撃を見せられるように。そこに対しての自信はあるし、まだまだうまくなれると思っている。30歳になったけど若い選手に負けないようにやっていきたい。チームとしては見ての通り苦しいシーズンが何年も続いている。『勝つことにこだわる』と言って今年は勝てなかった。チームの力不足、選手の力不足が露骨に出ていると思う。個人のレベルアップが絶対的に必要。それは、おのおの感じている部分。僕含めてみんなで前を向いて良いチーム、勝てるチームを一緒につくっていけたらと思っている」

 ―勝てるチームになるために

 「個々のレベルアップしかない。メンバー的に見ても、上位チームと引けを取っているとは感じません。勝てる要素はたくさんあると思うので、そこは選手が感じないといけないところ」

 ―一時は4位に浮上しAクラスも見えたが、そこから突き放された。

 「僕も選手なので偉そうなことは言えないけど、ガッと勝ったと思ったら、ガッと負ける。そこだと思う。強いチームは連敗がない。それはなんでかって僕自身も考えるシーズンだった。正解がなかなか見えてこないのが事実ですし、すごく葛藤した1年だった。監督が勝てるために策を打っていくなかで選手が本当にその策に乗っかれたのかは、スタメン一つ取っても打順を替えた意図であったり、ポジションを変えた意図っていうのを選手個人個人が感じて試合に臨んでいたのか、それとも漠然とゲームをやっていたかというのは大きな違いだと思う。来年同じようになった時にどういう打開策が選手の中から出るのか。選手間では『何とかしよう』という声はずっと出ていた。それでも何もできなかった時期が長かった。野球って難しいなと改めて思いました」

 ―連勝もあったが

 「接戦を落としている。本当に悔しい試合が多かった。その接戦を落とすというのはミス。見えないミス含めて結局ミスなんですよね。(今季限りで引退した)谷内さんにいい言葉を言われたんですけど『ミスをした方が負けるんじゃないよ。ミスをカバーできなかったチームが負けるんだ』って。確かにそうだなと思って。野球は9人でやっているので誰かが絶対ミスをする。誰かがカバーしたらそのミスは帳消しになる。守備でミスをしても、それが点に絡まなければそのミスは帳消しになるスポーツ。そのミスをカバーできなかった試合が多かった、とすごく思いますね」

 ―去年首位打者を獲得した自信が今季に生きたりは

 「それは大きいし、自信になっているのは事実。ただ、(打率)3割を打たないと自分みたいな選手は価値がない。それは自分が一番わかっている。長打を打てるわけではないし、3割を打たなければレギュラーで出る資格はないとすごく感じている。来季は必ずその数字に持っていきたい。やっぱり3割打ちたいし、今年も絶対打てるチャンスがあった。もちろんピッチャーのレベルは上がっていますけど、自分の実力で逃しているだけなので。自分が勝手に崩したというのはあるので、来季は打ちたいと思います」

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