◆パ・リーグ 楽天9―5オリックス(28日・楽天モバイル)
楽天がシーソーゲームを制し、オリックスに勝利。ロッテが敗れたことで3位に再浮上し、2位・ソフトバンクとは0・5ゲーム差となった。
全員でつかんだ白星だ。4―5の8回無死満塁。岡島が右前へ同点打を運ぶと、続く辰己の犠飛で勝ち越し。この回6安打2四球で一挙5点を奪う猛攻を見せた。序盤から何度も主導権が入れ替わる苦しい展開も集中攻撃で試合を決め、石井一久監督は「みんなすごく集中して集中打を打ってくれた」と選手らへねぎらいの言葉をかけた。
投げては、先発した藤平が今季最短タイの2回3安打3失点でKO。それでも、2番手で登板した内が嫌な流れを断ち切った。3回から3イニングを無失点に抑え、指揮官は「序盤に少し不安定な中で、内がしっかり3回を締めてくれたのが非常に大きかった」とたたえた。
27日の西武戦(ベルーナ)で敗れ、4位に転落したが一夜で3位に返り咲いた。「選手がまだまだって気持ちを出してくれた。いいゲームだった」と指揮官。本拠地でのCS開催へ、混パを勝ち抜く。