◆JERAセ・リーグ 阪神2―7中日(27日・甲子園)
中日が細川成也外野手の今季3度目となる1試合2本塁打などで阪神に大勝した。これで今季の阪神戦全日程を終え、勝敗は9勝15敗1分けだが、球場別では
▼バンテリン 4勝7敗1分け
▼豊 橋 0勝1敗
▼甲 子 園 5勝5敗
▼京セラD 0勝2敗
甲子園は五分の星となった。
今季、地方を除くセ6球団の本拠球場の勝敗は
▼バンテリン30勝36敗3分け
▼甲 子 園 5勝 5敗
▼マ ツ ダ 5勝 6敗
▼横 浜 4勝 7敗1分け
▼東 京 D 1勝 9敗1分け
▼神 宮 4勝 8敗
現時点で甲子園のみが“無借金”。残り1試合のマツダも勝利したいところだ。
以下は立浪和義監督の主な一問一答。
―細川が2本。
「いきなり先制本塁打。(2本目も)点を取られた後だったので追い上げムードになった。きょうは素晴らしいバッティング」
―メヒアが粘投。
「ホントはあの回(7回)を投げ切ってほしかった。ボール自体は良かったと思うし、ボールが先行するシーンはあったが、決してコントロールの悪い投手じゃない。今年もう登板はないですが、課題として来年もローテを守ってほしい投手ではあります」
―石川昂弥も適時打。
「きょうも内容的には良くなかったが、最後に効果的な適時打を打ってくれた。日々一打席一打席、何かをつかんでもらおうと思って出してはいます」
―阪神戦最終戦。
「今、阪神は調整登板だったり、CSをにらんで戦っている。ただ甲子園で昨年は1つしか勝てなかった。今年も序盤、3つ勝てた試合で6点差をひっくり返されるなどした(5月2日からの3連戦。初戦は先取したが、3日は6点リードしながら逆転サヨナラ負け。4日も2点リードして逆転負け)。ここは風とか土のグラウンドとか(バンテリンDと違う条件が)いろいろある。しっかり守り勝つ野球ができないと、球場が“逆転の雰囲気”になってしまう。去年は全くここで勝てる気がしなかった(1勝9敗)」
―残り4試合。より多く勝てば5位フィニッシュも見えてくる。
「もちろん、優勝、Aクラスを目指してやっている。レベルは低いかも知れないが、いい緊張感を持ってやっていければいいと思う」