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【ラグビーW杯】SO李承信W杯初出場へ「試合を締める役割、自信を持って」29日早朝サモア戦

スポーツ報知
練習で汗を流す李承信(左は松田力也)(カメラ・石田 順平)

◆ラグビーW杯フランス大会 1次リーグD組 日本―サモア(28日・トゥールーズ)

 日本の1次リーグ第3戦、サモア戦は28日(日本時間29日午前4時)にトゥールーズで行われる。前日の27日は試合会場で防御担当のジョン・ミッチェル・コーチ、SH斎藤直人(東京SG)、SO李承信(神戸)が会見した。

 SO李はここまで2試合、メンバーから外れ、今回初めてリザーブ入りした。昨夏のメンバー入り後、コンスタントに試合に出続けてきただけに「心の底から悔しかった」と、これまでにない気持ちを味わった。試合登録メンバー外は試合前日に「走る、きついメニュー」をこなす。これまで一緒に走ってきたプロップ垣永真之介(東京SG)からは「それ以上に試合で走ってくれ」とメンバー入りを祝福された。

 メンバー入りを逃してきた理由はメンタル面だった。7~8月の国内5連戦のうち3試合に先発、W杯直前のイタリア戦も先発したが「勝たないといけない、結果を残さないといけない」という重圧を自分にかけて調子を落とした。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ、メンタルコーチのデイビッド・ガルブレイス氏とも対話を重ねた。1週間かけて試合に向けた気持ちの準備をするのではなく、1日1日小さいゴールを設けて達成することを積み重ねて、1週間過ごすことに切り替えた。まだ22歳。つらい期間も「いい経験をさせてもらっている。この先、長いキャリアでポジティブなこと」と受け止めて乗り越えた。

 負ければ1次リーグ敗退のピンチの大一番で、途中出場に求められる役割は、試合を締めること。「後半の一番プレッシャーかかる時間で、試合を締めるのが役割。プレッシャーはかかると思うが、自信を持ってプレーすることだけに集中している。キックも100%決めたい」。強気な言葉が戻ってきた今なら、役割は十分に果たせるはずだ。

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