◆スケートボード 男子ストリート決勝(27日、杭州・銭塘ローラースポーツセンター)
【杭州(中国)27日=ペン・手島莉子、カメラ・小林泰斗】スケートボード 男子ストリート決勝が行われ、2月の世界選手権で銅メダルを獲得した13歳の小野寺吟雲(ぎんう)は、76・39点で7位だった。予選は首位通過だった。
45秒間に技を繰り出す「ラン」2本のうち1本、1つのトリックに点数をつける「ベストトリック」5本のうち2本の、ベストスコア3つの合計で競う決勝。小野寺は1本目のランから転倒者続出の会場で一番大きなセクションを、2回も使ってノーミス。76・39の高得点をたたきだし、首位でベストトリックへ。
ベストトリックは1、2、3本目と続けて転倒。後がなくなったラスト2本も、小野寺は守りに入らなかった。高難度の技を繰り出したが惜しくも転倒。攻め続けた小野寺に、観客からは大きな歓声が上がっていた。
海外では「Ginwuu」の愛称を持つ小野寺。昨年11月の日本選手権に初出場すると史上最年少優勝を果たし、今年2月の世界選手権(UAE・シャルジャ)も初出場3位で同種目史上最年少メダリストに。5月もXゲーム(千葉)で初出場初優勝。世間を驚かせ続けている。
現在パリ五輪へのポイントランキングは、東京五輪代表の白井空良(ムラサキスポーツ)に次ぐ日本勢2番手の7位につけている。