◆スケートボード 女子ストリート決勝(27日、杭州・銭塘ローラースポーツセンター)
【杭州(中国)27日=ペン・手島莉子、カメラ・小林泰斗】スケートボードの女子ストリートが行われ、予選を3位で決勝に進んだ16歳の織田夢海(サンリオ)は210・73点で4位だった。予選4位通過の同じ16歳、伊藤美優(JOCKS)が221・59点で逆転の銅メダルとなった。中国勢がワンツーフィニッシュした。織田は「ランは2本目にノーミスできたので良かったんですけど、ベストトリックがうまくいかず、そこが悔しいです。もっと自分はできたのかなって思ったりしています」と振り返った。
45秒間に技を繰り出す「ラン」2回のうち1回、1つのトリックに点数をつける「ベストトリック」5回のうち2回の、ベストスコア3つの合計で競う決勝。織田はラン1回目、序盤から会場で一番大きな手すりセクションを使うなど攻めたが、最後に転倒。2本目はフルメイクし63・94点。ベストトリックは1、2回目をミスし「焦った部分もあった」。3、4回目は乗り切ったが5回目は転倒して得点が伸ばせず、表彰台には届かなかった。
来年のパリ五輪出場にはポイントランキングで良い位置につけている。現在東京五輪女王の西矢椛(サンリオ)に次ぐ2番手の3位。12月の世界選手権(東京)は獲得ポイントが高く、他選手との差を広げる重要な位置づけになる。「一番大事な大会なので、そこで優勝できたらいいなと思っています」と気持ちを切り替えた。