プロレスリング・ノアの拳王が26日、中嶋勝彦の電撃退団を受け、自身のYou Tubeチャンネル「拳王チャンネル」を緊急生配信し心境を明かした。 ノアは26日に中嶋が今月末をもって選手契約が終了することを発表した。拳王は、自身がリーダーを務めていた「金剛」(今年6月に解散)で中嶋と共闘。この日の生配信では「金剛」時代に中嶋とコラボしたTシャツを着て出演した。
電撃退団を友人、知人らから送られた大量の「LINE」で知ったという拳王は「びっくりしたよ」と衝撃をあらわにした。その上で24日の名古屋大会で中嶋とタッグで対決したが「いつもの中嶋勝彦だった。何も変わらなかった」と振り返った。
続けて「俺たちノアで戦う人間はノアが一番だと思っている」とした上で中嶋へ「一番のところを離れてまでいいものがあるのかな?という疑問がある。今後、一番になるところを離れていいものがあるのかな?満足できなかったのかな。他に夢を見つけたのかな」などと疑問を投げかけた。
ノアは中嶋が10月20日、後楽園ホール大会に参戦、さらに10月28日の福岡国際センター大会でノアラストマッチを行うことを発表した。後楽園で中嶋は潮崎豪、マサ北宮と組んで望月成晃、征矢学、稲葉大樹と対戦。福岡では潮崎豪と組んで丸藤正道、杉浦貴と対戦する。
中嶋のノア最終試合となる福岡で拳王はジェイク・リーのGHCヘビー級王座に挑戦する。それだけに「オレがGHCヘビー級をジェイクから奪ってオレが挑戦者に指名してやろうかな逆に」とぶち上げた。さらに今後のノアを「(中嶋が)ずっとノアで戦っていたら、よかったという団体にしていかないといけない。ノアを業界の一番にしていくのがオレの夢だから。まずは博多でGHCのベルトを取ってノアをもっと高い位置までオレがかじを取って、てめぇらクソ野郎どもを連れて行く」と決意していた。