巨人の2年目、山田龍聖投手(23)が26日、左脚にサポーターのような装置を巻き、室内練習場のブルペンで立ち投げを行った。太ももからふくらはぎまでを覆うことで体重移動のときに膝が前に出てしまう悪癖を直そうという試みだ。
「左ひざを抑えることで(球に伝わる)力のロスをなくすことができる。この感覚を覚え、しっかりボールに力を伝える感覚を身につけていきたいです」と、練習の効果を実感している。
開幕1軍は逃したものの、2軍で公式戦初勝利を挙げるなど、成長を見せていた今季。フレッシュオールスターにも出場し、初の1軍昇格を目指していた矢先、上半身のコンディション不良のため戦線離脱。現在はリハビリに励む日々だ。
「思っていたよりも長引いてしまいましたが、やっと練習の強度も上がってきました。投げられなかった期間に取り組んだトレーニングの成果が投球でも出せたらいいなと思っています」
リハビリ期間も地道な取り組みを続けた成果は、必ず今後の糧になる。