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【大学野球】プロ注目の有馬諒が3安打&好リード 関大が秋3連覇に大きく近づく勝ち点 

スポーツ報知
延長10回に勝ち越しにつながる三塁打を放ち、喜ぶ関大・有馬諒

 関大が立命大を接戦の末に下し、勝ち点を挙げて秋3連覇に大きく近づいた。プロ注目の有馬諒捕手(4年)が打っては3安打、守っては来秋ドラフト候補左腕の金丸夢斗(3年)を6安打1失点17奪三振の10回完投に導いた。同大は関学大に連勝で勝ち点奪取。軟式出身のプロ注目最速152キロ右腕・真野凜風(4年)は登板しなかったが、試合後にプロ志望届を提出する意向を明かした。

 同点の10回1死、この日3本目の安打を右越えに放ち、三塁まで激走した関大・有馬は両腕を上げてほえた。「コンパクトに逆方向を意識した。何とか出塁して、まず1点と。めっちゃ走りました」。その後、暴投で頭から本塁に滑り込み、勝ち越し点を奪った。

 8回2死から同点弾を許したが、9回無死満塁の危機を金丸が2者連続三振と右飛でしのいだ。「力を出しすぎて熱中症のようになった」。1回戦に完投勝利した左腕は今秋初の中1日登板に疲労の色を隠せなかったが、変化球を多めにした有馬の配球で131球完投。仲間に迎えられた金丸は涙を見せた。

 プロ志望届を提出した有馬を3球団が視察し、巨人・桜井スカウトは「送球の精度が上がった。バットも強く振れている」と評価。有馬は「ラストシーズン。主将ですし、責任感を持ってしっかりやっていきたい」と、すぐに気を引き締めた。(瀬川 楓花)

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