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熱海富士V逸に熱海市民が悔しい~ PVで120人声援…後援会長「負けは負けだけどよくやった。自慢の子です」

スポーツ報知
熱海富士が初優勝ならず、がっかりした表情を見せる後援会長の内田進さん(前列左から2人目)、橋幸夫(右端)ら

 大相撲秋場所で優勝決定戦の末、惜しくも初優勝を逃した東前頭15枚目・熱海富士(21)=伊勢ケ浜=の地元である静岡・熱海市役所で24日、パブリックビューイング(PV)が開催され、約120人が声援を送った。

 熱海富士の悔しそうな表情がテレビに映し出されると、まわしと同じ赤いTシャツを着たファンからは「また次だよ、次」「頑張ったんだから泣くな」といったねぎらいの言葉が多く上がった。後援会長を務める、内田進さん(76)は「負けは負けだけど、『ここまで本当によくやったね』と言ってあげたい。本当に素直で心優しい自慢の子なんです」とたたえた。

 この日の熱海富士からは、とりわけ緊張感が伝わってきたという。「あんなに見上げたり、深呼吸をする姿は見たことない。大舞台で相当プレッシャーもあったんだろうな」と思いやった。

 多くの市民がPVに駆けつけたため、30分前倒しして会場をオープン。「やっちゃえ! 熱海富士」と書かれた応援ボードなどを手にする市民も見られ「(本名の朔太郎から)サクいけ~!」と大声でメガホンをたたきながら最後の瞬間までエールを送った。夫婦でPVに訪れた熱海市在住の50代女性は「次こそは優勝する姿を地元の皆で見届けたい。落ち込むことなく、頑張れ」と激励した。(坂口 愛澄)

 ■地元在住の橋幸夫「これからも応援」

 会場には、同市に住んで5年になるという歌手・橋幸夫(80)の姿も見られた。優勝を逃し、がっかりした表情を浮かべると「もっと気迫が欲しいね! 相撲はそれが仕事だから」。まだ熱海富士とは、一度も対面したことがないそうだが「会って元気づけたい。もちろんこれからも応援するよ」と今後の活躍に期待していた。

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