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幕内最長身204センチ・北青鵬、大関・豊昇龍に完敗 所要21場所の最速Vはお預け「何より一番悔しい経験」

スポーツ報知
北青鵬を渡し込みで下した豊昇龍(右)(カメラ・今成 良輔)

◆大相撲 ▽秋場所千秋楽(24日、東京・両国国技館)

 幕内最長身204センチの西前頭11枚目・北青鵬(宮城野)が、大関・豊昇龍(立浪)に渡し込みで敗れ、10勝5敗で終えた。取組前には単独先頭だった熱海富士が敗れたため、勝てば初賜杯をかけて決定戦に進めただけに、「何より一番悔しい経験になった。14日目に勝って、優勝の意識はあった」と悔しそうな表情。「本当に悔しいです。やっぱり大関は強かったです」と唇をかんだ。

 立ち合いは狙い通りに右上手を取った。それでも大関に巧みに切られ、「そこが敗因かなと思います。右上手を取って、振るなりして自分の体勢になりたかった」。右は巻き替えて下手を狙ったが、相手の掛け投げでバランスを崩したところを軸の右足も抱え込まれ、最後は土俵に背中から倒れた。

 年6場所制となった1958年以降の初土俵力士(幕下・三段目付け出しは除く)では最速となる所要21場所での最速Vは、お預けとなった。今場所は序盤こそ苦戦して6日目までに4敗を喫したが、7日目以降は破竹の8連勝。千秋楽には平幕ながら「これより三役」を務めた。規格外のホープは、「どの相撲でもまわしを取る相撲を究めないと。立ち合いから上手を取る稽古をしていきたい。まわしを取れれば、通用すると思っている」と来場所以降に向けて言葉に力を込めた。

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