◆フィギュアスケート ▽東京選手権 最終日(24日、西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、194・95点、合計284・75点で優勝した。
冒頭の4回転サルコーはGOE(出来栄え点)3・88点、続けて4回転トウループ―1オイラー―3回転サルコーはGOE3・48点を引き出す質の高いジャンプを成功。演技後半も次々ジャンプを決め、全7本を降りてみせた。また、表現力を評価する演技構成点は、3項目全てで9点台を並べ、圧巻の滑りを披露した。
演技後はオンラインで取材に応じ、「この構成で(フリー)190点台出せたことは、ジャンプ以外での成長を感じられた。下のスケーティングの点数とか出ていたので、そこら辺が以前よりは成長した部分かなと思う。昨日失敗してしまった4回転サルコーだったり、先日のロンバルディア杯で失敗してしまった4回転トウループを今回は落ち着いて両方とも決めることができて、そこは良かった」と評価した。
現在は4回転フリップも練習中で、「フリーはやっと、次の段階に進めるなと感じた。今4回転フリップ練習している段階なので、(今後の試合で)どこかで入れることができたらいいなと思っています」と見据えた。
今季のGPシリーズで鍵山は、第3戦・フランス杯(11月3~5日)、第6戦のNHK杯(11月24~26日・大阪)に出場する。昨季は左足首の故障の影響で、国際大会に出場できなかった。