◆関西六大学秋季リーグ戦 第4節2回戦 大商大3―0龍谷大(24日・わかさスタジアム京都)
3季連続優勝中の大商大が龍谷大を破った。1勝1敗とし、25日の第3戦に持ち込んだ。
5回1死一、三塁から9番・藪井駿之裕二塁手(3年=大阪桐蔭)の一塁内野安打で先制。6回無死二塁では、大学代表で来秋ドラフト上位候補の4番・渡部聖弥中堅手(3年=広陵)が適時二塁打を放ち追加点。龍谷打線を下回る9安打だったが、好機を生かした。
今秋ドラフト上位候補の左腕・高太一(4年=広陵)は、7球団のスカウトの前で、好投を披露。毎回、安打を許したが、粘りの投球が光った。10安打6奪三振で完封。「絶対勝ちたかったんで。1点もやらない気持ちで投げた」と胸を張った。
視察した巨人・渡辺スカウトは「真っ直ぐが強くて角度がある。コントロールもいい。将来的な伸び幅も魅力的」と評価した。
約1か月後の10月26日に、ドラフト会議が控える。自身もプロ志望届をすでに提出済みで、吉報を待つ立場。それでも「マウンドでは、チームを勝たせることを1番に考えている。明日も投げるつもりでいます」。4季連続Vを狙うチームのために腕を振る覚悟を明かした。