◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍14―0北海道ベースボールリーグ選抜(23日、ジャイアンツ球場)
巨人の育成右腕、エルビス・ルシアーノ投手(23)が23日、北海道ベースボールリーグ選抜とのプロ・アマ交流戦(G球場)で実戦デビューを果たした。
3点リードの6回から3番手でマウンドへ。先頭にストレートの四球を与えたものの、圧巻だったのはここから。最速154キロを計測した直球に、鋭く落ちるスプリットを操り、3者連続三振を奪った。1回を無安打無失点に抑えた。
ルシアーノは今季育成契約で加入したドミニカ共和国出身の190センチ右腕。ブルージェイズ時代の19年に19歳1か月でメジャーデビューを果たし、2000年代生まれ最初の大リーガーとなった逸材だ。2月の春季キャンプ中に右肘の違和感を訴えて、故障班に合流。以降は長い間リハビリを続けていたが、8月下旬にブルペンに入れる状態までコンディションが回復。今月19日の2度目のシート打撃登板後には「ピッチングコーチと話しながら、次に進めていきたい」と実戦復帰を見据えていた。