DeNAキラーの真価を発揮する。巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)が22日、逆転CSへ向けて大暴れすることを誓った。21日に1軍に再昇格した助っ人は「負けられない戦いが続く。試合に出たら、自分のできることを全力でやりたい」と意気込んだ。
得意の舞台が近づき、燃えたぎっている。残りは8試合。23日・広島戦の後は24日から3位のDeNAと運命の3連戦を迎える。ブリンソンは今季のDeNA戦で、カード別最高の打率4割2分4厘。さらに横浜スタジアムでは球場別でぶっちぎりの打率6割と驚異的な数字をたたき出している。
リーグトップの15勝をマークし、3戦目に先発が見込まれる東との相性も抜群。16打数8安打で打率5割と“カモ”にしているが、「これまでは打っているけど、過去のことは忘れて、全力でぶつかっていきたい」と平常心で臨む。
前回1軍にいた期間には拙守や走塁ミスが続き、2軍合流後は「声かけなどの基本的なことから心がけてきた」という。凡事徹底で意識は変化している。打撃面も石井巡回打撃コーチと練習を重ね、状態は上向き。舞台が整い、“ブリンソン劇場”の予感が漂う。(宮内 孝太)