【ヤクルト】サイスニードが６回に乱れて逆転負け　高津臣吾監督は「来季はウチもドラゴンズももっと上で」

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　ヤクルト８―９中日（２１日・神宮）

　ヤクルトは先発したサイスニードの乱調が響き、逆転負けを喫した。

　７―３と４点リードで迎えた６回、サイスニードは大島を左飛、カリステを遊ゴロに打ち取って簡単に２死を取った。だがビシエドに安打、石川昂には四球で２死一、二塁。ここで木下拓に右翼へ２点二塁打を浴びた。続く細川は申告敬遠で２死一、二塁。村松に中前適時打を打たれて１点差に迫られた。代打・宇佐見は四球で２死満塁となったところで、高津監督はサイスニードの交代を決断。代わった木沢が岡林に右翼へ３点三塁打を浴びて、７―９と逆転された。

　その裏、１点を返したが７回以降は中日救援陣にかわされて無得点に終わり、１点差で敗れた。

　高津監督は６回途中、９失点で８敗目を喫したサイスニードについて「あの回は投げきってほしかったな、と。油断したわけではないでしょうが、あと１つ、あの１球という感じですね」と肩を落とした。

　今季の中日との最終戦に敗れて対戦成績は１４勝１１敗。ヤクルト５位、中日最下位という今季の状況を踏まえて「来季はウチもドラゴンズも、もっと上で争えるようにと思います」と雪辱を誓った。