今週はオールカマーでノースブリッジに騎乗します。先週に続き、最終追い切りも美浦へ出向いて感触を確かめました。先週は休み明けという感じが少しありましたが、今週は息遣いを中心に、1週間での良化が十分に伝わってくる走りでした。
今までレースだけでなく、調教でも何度も乗せてもらっていますが、今回は本当におとなしい。本来は荒々しさの強い馬でしたから、正直、今までにない感覚です。落ち着きが増した成長なのか、久々だからなのか。ただ、繰り返しますが動きは良かったですし、常に一生懸命に走るので、使い込むよりはフレッシュな時の方がいいタイプです。走れる態勢は整っていると思います。
春は大阪杯で8着でしたが、初の当日輸送で力を出し切れなかったという思いが強い。ただ、G1で結果を出すにはもっと力をつけないといけないことも確かです。2走前のアメリカJCCも昨秋の天皇賞での完敗(11着)を糧に、しっかりと巻き返してくれました。今回は相手も強力ですが、当時と同じ舞台で秋の飛躍へつながる走りを見せるつもりです。(JRA騎手)