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【大学野球】北海学園大が秋14年ぶりのリーグ制覇…41年ぶりの明治神宮大会目指す

スポーツ報知
スタンドからの祝福に応える北海学園大の選手たち (カメラ・島山 知房)

◇札幌六大学野球秋季リーグ 第2節第5日(20日・札幌ドーム)北海学園大1-0札幌大谷大

 北海学園大が1―0で札幌大谷大を下し、2021年春以来5季ぶり、秋は09年以来14年ぶりのリーグ制覇。春には最下位争いを経験したが、今秋9戦中4試合無失点勝利の強力投手陣を武器に優勝を果たした。41年ぶりの明治神宮大会出場を目指し、北海道学生野球連盟代表との代表決定戦(10月12~14日、札幌円山球場)に臨む。

 北海学園大が第1節・札幌大戦から6連勝で一気に頂点まで駆け上がった。27個目のアウトを奪うと、マウンド上で水を掛け合いながら喜びを爆発させた選手たち。北広島市議会議員の島崎圭介監督(52)に代わって指揮を執ったOBの向野弘人コーチ(52)は秋14年ぶりの優勝に「長かったですね」と天井を見上げながら汗を拭った。

 優勝マジック1の大一番で先発を託されたのは左腕の木村駿太(2年)。第1節で8回無失点の“お得意様”相手に、この日も快投を続けた。直球は130キロ台後半ながら、スライダーとチェンジアップなどを織り交ぜて13奪三振。2死一、三塁のピンチを迎えた6回以外は二塁すら踏ませない圧巻の投球で、9回初完封勝利を挙げた。

 最速147キロ左腕・帯川瑠生(4年)、153キロ右腕・高谷舟(2年)らがおり、リーグ屈指の投手層を誇るが春は4位。終盤まで最下位を争った。春以降は「全員が試合をつくる意識を強く持って練習した」(帯川)ほか、8月5日から9日間、午前7時~午後5時まで行う強化練習で心身を追い込んで秋へ。155キロ右腕・工藤泰己(2年)を欠く中でも、4試合で相手打線を無得点に抑えてみせた。

 第一関門を突破し、次は代表決定戦に臨む。木村は「戦ったことのない相手だけど、自分が試合をつくって勝ちたい」。強力投手陣で1982年以来の明治神宮大会出場をたぐり寄せる。

(島山 知房)

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