◆パ・リーグ オリックス6ー2ロッテ(20日・京セラドーム大阪)
強力先発陣に新風を吹き込んだ。山下舜平大は体調不良で不参加だったが、球団を通じて「胴上げの瞬間に立ち会えなかったことは残念に思いますが、少しでもチームの戦力として戦うことができて喜びを感じています」と歓喜のコメントを寄せた。
20年ドラ1右腕が花開いた。球団では54年の梶本隆夫以来となる1軍初登板での開幕投手を務め、デビューから無傷5連勝。8月下旬に腰の張りを訴えて離脱中だが、9勝3敗で防御率1・61だ。最速160キロの直球に落差のあるカーブ、野茂英雄氏の直伝フォークでパ・リーグを席巻した。
身長190センチで体重100キロ台。ショートアームの投球フォームや外食を控えて野球に打ち込む姿は大谷(エンゼルス)をほうふつとさせる。「少しでも早く復帰して、また戦力として戦えるように」。ポストシーズンで完全復活を遂げ、日本シリーズ連覇のキーマンになる。