◆JERA セ・リーグ 阪神4―3巨人(20日・甲子園)
阪神がシーソーゲームで逆転勝ちし、連敗を2で止めた。巨人戦のシーズン最多勝利を更新する18勝目を挙げてライバルを圧倒。岡田彰布監督(65)は「そんな星勘定はしてないからな。全然、知らんかったよ。まあ、負けるよりは勝った方がええわ」と、上から目線でいなした。
8回2死で大山の四球から二、三塁とし、ノイジーが中前に決勝2点打を放った。今季を象徴する四球からの逆転劇に、好機を広げる二塁打を放った佐藤輝は「ファンも一番闘志を燃やしている相手だと思う」と、胸を張った。
オリックスがパ・リーグを制覇。日本シリーズでの関西対決も現実味を帯びるが、指揮官は「クライマックス(シリーズ)まで1か月あるんで、まだそれは全然考えてない」と、冷静そのもの。「調子を落とさないよう、注意しながらやっていきたい」と足元を見つめ直した。(宮崎 尚行)