俳優の安田顕(49)が20日、都内で開催された「RGG SUMMIT FALL 2023 龍が如くスタジオ 新作発表会」に出席した。ステージ上には、人気ゲームシリーズの最新作「龍が如く8」(24年1月26日発売)の出演者がずらり登場。収録の裏話などを語った。
安田は20年に発売された前作「―7」に引き続き、主人公と行動を共にするメインキャストの難波悠(ナンバ)を演じる。ビニール傘を武器に戦うホームレスという役どころで、周囲からの反響は「予想以上でした」。バラエティー番組に出演した際にはお笑い芸人のカズレーザーから「僕、用意してきたんで、このビニール傘を持ってください」と珍要求を受け、ゲームの場面を再現する写真を撮らされたことを明かした。
また、タレントのファーストサマーウイカからは「あなたのファンなんです」と言い寄られたと言い、「ありがとうございます」と応じると「安田さんのファンじゃないんです。ナンバのファンなんです」とかわされ、ずっこけたエピソードを披露した。
それでも「芝居を初めて28年。自分の(演じた)キャラクターが一人歩きするという経験は初めてのこと。渥美清さんの寅さんとか、(「北の国から」の)黒板五郎とか。ゲームの世界でナンバを演じさせていただいたことで、今までなかったそういう実感が湧いたことがうれしいです」と自分の代名詞的なキャラクターが誕生したことに感謝した。
「しかも、年齢を重ねても節制とかしなくていい。(ナンバは自然体のキャラなので)かっこよくとか美しくある必要もない。ラクでいい」と会場の爆笑をさらった。
同作には安田のほか、堤真一、中井貴一、長谷川博己、King Gnuの井口理らがCGキャラとなって出演する。