フランス1部モナコのFW南野拓実が、UNFP(同国プロサッカー選手協会)が選ぶ8月の月間最優秀選手に選出された。
南野は今季、8月の3試合で3得点2アシストと好調。9月に入っても2試合出場1アシストと得点に絡み続けており、リーグ首位に立つチームをけん引している。
UNFPの公式X(旧ツイッター)は19日、「タキ(南野の愛称)タキ、タキタキ」と8月のMVPに選ばれたことを発表し、「モナコのストライカーは8月、輝きを放っていた。日本人としては2005―06シーズンの松井大輔(当時ルマン)に次いで日本人2人目の受賞者となった」と記した。
モナコは今季から、18―21年に元日本代表MF長谷部誠や日本代表MF鎌田大地らのドイツ1部フランクフルトを指揮したアドルフ・ヒュッター監督が就任。同監督の下、結果を残している南野だが、しばらく日本代表からは遠ざかっている。
この現状にヒュッター監督は、15日の記者会見で「南野が代表に呼ばれなかったのはちょっと驚いた」と正直な思いを口にし、「このクラブで彼はトップスコアラーだ。ただ招集するかどうかは代表監督が決めること」とコメント。その上で、「一方で彼がここに残ってくれて、いいコンディションをキープしてくれているのはうれしい」と話していた。
言葉の通り、指揮官からの期待と信頼を得ている南野。10月の代表活動での復帰に向け、自チームでアピールを続けていく。