なでしこジャパンは19日、国際親善試合アルゼンチン戦(23日・ミクスタ)に向け、北九州市内で2日目のトレーニングを行った。今夏に行われた女子W杯で2得点したFW田中美南(29)=INAC神戸=が、チームを勝たせるゴールを決めることを約束した。
合宿直前のWEリーグ杯で日テレ東京V相手に得点を決めて快勝し、北九州に乗り込んできた。「試合の2日後なので。これから徐々に上げていきたいですし、海外組も調整が終わって早く、みんなで一緒にやりたい」と本格的な練習を心待ちにした。
W杯では得点を挙げるだけでなく、ポストプレーでも攻撃の起点となる場面が光った。「裏に抜けたりだとかそういうことは海外の相手でもできていたかなと思います」と振り返る。
一方で今後の課題について「得点を決めるシュートにこだわりたいですし、どんなに押し込まれても勝ちに持っていくために1点決めたい」とFWとして勝利に導くゴールを決めることを誓った。
来月26日に開幕するパリ五輪アジア2次予選は、ウズベキスタンでの集中開催となる。「アルゼンチンに勝つことも大事ですけれど、この合宿を大事にしたい。(五輪予選では)ウズベキスタンという過酷な場所にも適応しないといけない。その先(の最終予選)ではホーム&アウェーもある。短い中でコンディションを整えること、アジアで戦うことにフォーカスしていきたい」と表情を引き締めていた。