今季終了後にFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手(29)の争奪戦に、メッツが参入する可能性があると18日(日本時間19日)、ニューヨークのスポーツ放送局「SNY」(電子版)が伝えた。
大谷の存在がチーム方針すら変えてしまうかもしれない。千賀も所属するメッツは、昨オフにバーランダー、キンタナらを大型補強したが、今季は低迷。夏のトレード市場でシャーザー、バーランダーを放出し、数年後を見据えてチームを“解体”した。大谷は5億ドル(約738億円)以上とも言われる超大型契約が有力視されるが、大富豪のコーエンオーナーの資金力は問題なく、「SNY」では「大谷がニューヨークに来ると言ったら彼ら(メッツ)の考えも変わるだろう。コーエンオーナーが最大級のオファーを出すだろう」と予想した。
大谷にはエンゼルス残留の可能性もあるが、これまでもドジャース、ヤンキース、レッドソックス、パドレス、マリナーズなど資金力のある球団を中心とした争奪戦が報じられてきた。近日中に右肘手術を受ける可能性が高く、来季は登板できないことも考えられるが評価は不変。同記事では「大谷が西海岸のチームに残りたいという予想が多い」とも指摘したが、オフにFAとなる強打者が「大谷とベリンジャー(カブス)くらいだ」として、人気があることを強調した。
17日(同18日)本拠地・タイガース戦の試合後にチームを離れ、19日(同20日)からのレイズ、ツインズとの敵地6連戦は帯同していない大谷。すでに右脇腹張りと右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷のため今季の出場を終えたが、プレーオフ争い真っただ中でも話題の中心になっている。