◆バレーボール女子 ▽パリ五輪予選兼W杯 B組 日本3―0プエルトリコ(19日・東京・国立代々木競技場)
24年パリ五輪の出場権を懸けた予選で、世界ランク8位の日本は、同19位のプエルトリコを25―23、25―21、25―13のストレートで下し、開幕3連勝。日本は井上愛里沙(日本協会)が24得点を挙げる活躍。第2セットまでは競り合う展開だったが、第3セットは中盤から一気に差をつけ、対プエルトリコ戦は全8勝とした。日本戦の前に行われた試合で、トルコとブラジルが勝利をしたが、ともにセットを落としたため、単独首位に浮上した。日本は20日にブルガリアと対戦する。
チーム最多得点で勝利に導いた井上は「私の仕事は点数を取ること。きょうはスパイクに集中して、点数を取ることを意識した」と自らの役目を全うし、3戦連続ストレート勝ちに結びつけた。
第1セットは25―23とセットを落としそうになるも立て直した。「今日の立ち上がりが自分たちのリズムになかなか持って行けなくて、苦しい時間が続いたんですけど、何とか立て直して、ストレートで勝つことができて良かった」と笑顔で振り返った。
絶好調のまま20日のブルガリア戦に臨む。連日会場に足を運ぶ多くのファンへ「皆さんと一緒にオリンピックの切符をつかみ取ります」と宣言。日本の得点源として残り4試合を戦い抜く。