13日に不整脈で死去した歌舞伎俳優の市川猿翁(いちかわ・えんおう、本名・喜熨斗政彦=きのし・まさひこ)さん(享年83)の家族葬が19日、都内の寺院でしめやかに営まれ、息子の市川中車(香川照之)らが、スーパー歌舞伎で名をはせた「歌舞伎界の革命児」を天国へと送り出した。
この日は中車が出演する京都・南座「九月花形歌舞伎 新・水滸伝」(24日・千秋楽)の休演日。葬儀を終えて、親族が「無事に葬儀を執り行うことができました。明日からまた一門の皆さんは公演がありますので、静かにお見守りいただければ幸いです」とコメントを発表した。後日、お別れの会を開催する。