歌手の近藤真彦が19日、神奈川・大磯ロングビーチで、秋の全国交通安全運動(21~30日)の出陣式に出席し、大磯警察署の1日警察署長に就任した。東山紀之社長のもと再スタートを切ったジャニーズ事務所や、ジャニー喜多川氏による性加害の被害者への補償案と再発防止策を発表したことについて、「色々と聞かれると思い考えたが、今のところはお話できません。またいつかお話しすることがあると思います。今のところ、そのお話は遠慮させてください」と話すにとどめた。
今年5月、古巣の性加害問題について報道陣に「うそはなしに、正々堂々と話をしてもらえれば」と発言。「ジャニーズの長男」と呼ばれたこともある男の発言は、各メディアで大きく取り上げられた。
7月のバースデーライブでは、スポーツ紙の取材に「反響はすごかった。あの時は自分の正直な気持ちを口にしただけ。でも、正解が分かるのは5年後じゃないかな。今は正解は分からないよ」と複雑な心境を明かしていた。
近藤はレーシングチーム「KONDO Racing Team」のオーナー兼監督でもある。今年7月以来となる一日署長について「子供の時から大磯にお世話になり、今日は少し恩返しできた。レーサーとしてもヘルメットの大切さはわかる。レーサーは先の先を読む。僕も普段運転する時、先の先の車を意識する。一件でも交通事故がなくなればと、心から思います」と背筋をただした。